ベトナムでも入手可。中国製の激安無水鍋でカレーを作ってみた

水を加えなくても煮物やスープができる魔法の鍋として無水鍋が話題になっていますが、本物は2万円〜3万円と大変高価です。ベトナムでも入手可能な中国製の激安無水鍋を購入して試してみました。

ベトナムでは無水鍋が売っていない?

無水鍋というとStaubバーミキュラーが有名ですが、手頃な22cm鍋でStaubが33,000円、バーミキュラーは29,000円と非常に高価です。大事に使えば一生ものという考え方もありますが、もう先行きはそんなに長くはないのでこの値段は躊躇します。

安価なものがないか探してみたところ、AEONの鋳物ホーロー鍋は4,980円と比較的安価です。
以前、AEONのタンフー店でTOPVALUのスキレットを購入した経験があったので訪ねてみましたが、残念ながらベトナムでは取り扱いがありませんでした。

それではとLazadaで「dutch oven」で検索してみたところ、それらしきものがあったので購入してみました。

価格は479,000VND(約2,150円)と格安のAEONの鍋に比べてもさらに半額です。

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中国製のベトナムブランドRAPIDO

届いた箱を見るとモノはRAPIDOというベトナムのブランドで実際の製造は中国で行われているようです。

まあAEONのものも中国製なので、一概に中国製だから悪いということはないはずです。

封を開けるとずっしりと重い本体と蓋が入っていました。蓋にはStaub同様、突起がついています。この突起があることで、素材から出た蒸気が鍋の中で対流し、水滴になって鍋の中に戻っていきます。そのため水を加えなくても野菜本来の水分で旨みのある料理ができるという仕組みです。
意外にものはしっかりしていそうなので期待が高まります。

実際に調理してみた

初の無水鍋料理としてポピュラーなカレーに挑戦してみました。

食材はトマト、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、セロリ、鶏肉とシンプルです。また自宅にあったベトナム製のカレー粉を使用しました。シナモン(Quế)はコープマートにはスティックしかなかったので、これを購入してきました。

トマトは湯むきしてサイコロサイズにカット。玉ねぎ、セロリ、にんじんは薄くカットし、鶏肉はそのままぶち込みます。その上からカレー粉を大さじ2杯まぶして蓋をし、中火にかけます。

10分くらいすると蒸気が出てきました。

この段階で既に鍋の底では野菜がスープ状になり始めていますが、全体をかき混ぜ、弱火にしてさらに20分ほど煮込みます。

30分後、部屋中に良い香りが漂い、蓋を開けると野菜の水分だけでカレーが出来上がっています。この状態では水気が多くサラサラなので、じゃがいもをすりつぶして加えてとろみを出し、塩と胡椒で味を整えました。

さらに10分ほど煮込んで完成。メスティンで炊いたライスで試食です。

感想

本家のStaubやバーミキュラーを使った経験がないので比較はできませんが、野菜の旨みがよく出たカレーが出来上がりました。鶏肉も買ってきた骨つきのまま入れましたが、中まで十分火が通ってジューシーです。全く辛味を加えておらず味付けはカレー粉と塩胡椒のみです。辛いのが好きな人は唐辛子を入れても良いかもしれません。
メスティンで炊いた米は比較的硬めに炊き上がるので、カレーとの相性は抜群です。
初めての無水鍋料理としては大成功でした。

500,000VND弱でこの料理ができるのであれば、大変コスパが良いし、基本的に具材をカットして火にかければ、あとは何もしないでも料理ができてしまうので手間要らずです。
今後は少し研究していろいろな料理に挑戦してみたいと思います。

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