ホーチミン市の社会隔離生活も2週間が経ちましたが、感染状況は依然として改善されません。インドネシアやタイなど周辺諸国では、日本人が死亡したり路上に死者が放置されているなどの状況になっていますが、ワクチンが行き渡っていないベトナムがこのようにならない保証はどこにもありません。もし自分がF0になってしまったら、隔離施設に入らなければなりませんが、ベトナムの隔離施設の状況は劣悪な状態となっているようです。
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Facebookに投稿された動画
https://www.facebook.com/2349266701833565/videos/329723302194931
こちらは先日Facebook動画に投稿された動画です。F0およびF1の患者が隔離された状況だそうですが、日本のように借り上げホテルでの療養を想像していたとしたら状況は全く異なります。
患者は老若男女区別なく収容され、収容人員分の十分なベッドもありません。床に段ボールを敷いて座るか横たわるだけで、ゆっくり足を伸ばして寝ることも困難な状況のようです。
妊婦も他の患者と同じように扱われ(19:06)、衛生状態も悪く(22:20)、中には子連れで隔離されている母子(32:17)もいるようです。
こんな中で数週間生き延びなければならないということです。
もし日本人がF0になってしまったらどうなるのか?
残念ながら検査でF0と判定されたのち、日本人がどのような扱いを受けるのかは現時点ではわかりません。
大使館からのメールでは「希望するような医療措置は受けられない可能性がある」とのことだそうです(ソース不明)が、上の動画で紹介されているような施設に隔離される可能性があることは覚悟しておくべきです。
隔離用の準備
昨日Tweetしましたが、私は万が一F0と判定されて隔離された場合を想定して準備を始めました。
隔離の際に持っていくもののリストは以下の通りです。
- パスポート
- ビザ
- 現金
- クレジットカード
- Tシャツ(ユニクロのドライT)
- 下着(2着)
- 靴下(2足)
- 長袖シャツまたはジャケット
- ジャージ
- タオル
- 歯ブラシ+歯磨き粉
- 石鹸(手洗い・服の洗濯)
- 髭剃り
- トイレットペーパー
- 虫除け(Remos。蚊に刺されてデング熱になってしまっては目もあてらません)
- 折りたたみ式ハンガー
- スリング(ロープ)x 2m(荷物をまとめる、洗濯物を干すなど)
- スリーピングマット(なければヨガマット)
- 寝袋(なければシーツまたはブランケット)
- マスク x 複数枚
- 延長コード
- モバイルバッテリー
- スマホ
- スマホケーブル
- ヘッドフォン
- Kindle
- アルコールランプ(湯沸かし、電熱でもOK)
- シェラカップ(なければ自分用のコップ)
- スプーン
- コーヒー・お茶
- 簡単な食料(ラーメン、クッキー、飴、塩、胡椒)
- 浄水器
- ヘッドランプ
- 折りたたみ椅子(動画では床に座る以外なさそうです)
- 解熱剤・鎮痛剤(ロキソニン)・下痢止め(イモディウム)・虫刺され軟膏
- ペン・メモ・ハサミ
この中で入手しづらいのは浄水器だと思いますが、これがあれば蛇口の水はもちろん、川や水溜りの水でも飲めるので、私は何度もこれに助けられました。
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危機はある日突然やってくる
今のところホーチミン市近郊では日本人が隔離されたり亡くなったりしたケースがほとんどなく(7区で亡くなられた50代の方はおられましたが)、具体的・現実的な危機感は今のところさほど高くないようですが、徐々にその可能性は高まっていると考えるべきです。
私の場合、現在は全く人に会うこともありませんが、やはり食料を買うためには外出をしなければなりません。
ベトナムの場合、今のところ重症患者に対する酸素マスクの供給・措置は確保されているようですが、上の動画を見る限り、いつ自分自身が放置状態になってもおかしくはないと私は判断しています。
もし自分自身がF0となった場合を想定して、今のうちから準備を進めておいた方が良いと考えています。