とうとう大晦日になってしまいました。
今年はどの家庭もコロナの影響が大きかったのではないかと思います。私にとっても2020年は物事の考え方を見直したり、生活スタイルが変わったりと大きく変化した1年でした。
長い人生の中で、これまで何度か家計簿をつけることにチャレンジをして、一度も続いたためしはなかったのですが、今年は経済的にも先行きが見えない中、まずは個人生活をしっかり守ることが重要だと思い、1年間中断せずに家計簿を続けることができました。
本日は1年の締め日となりますので、この1年間の生活費を集計して公開します。生活が変われば出費も当然変わってくるので、このパターンが誰にでも当てはまるわけではありませんが、これだけの予算があれば、ベトナムのホーチミン市で生活は可能だということの一例としてご参考にしていただければと思います。
目次
基本的なルール
- 月給は別途毎月入金されますが、その中から生活費として週に4,000,000 VNDを下ろして収入としています。(月収は内緒)
- 週によってはお金を下さなかったり、多く下ろしたりしていることがあります。総収入が基本的に手持ち現金とした金額です。
- 支出には家賃は含まれていません。家賃は会社から大家に支払っているためですが、日本と違って家賃を経費計上することができないので個人所得として扱われています。
- 生活必需には水道光熱費や交通費、衣服費などを含みます。
収支
金額(VND) | 金額(円換算) | 月平均(円) | |
---|---|---|---|
総収入 | 205,128,500 | 920,456 | 76,708 |
食費 | 53,347,000 | 239,396 | 19,950 |
生活必需 | 33,730,500 | 151,371 | 12,614 |
趣味・遊興費 | 60,471,000 | 271,354 | 22,613 |
その他 | 28,820,000 | 129,327 | 10,777 |
支出計 | 176,368,500 | 791,457 | 65,955 |
収支 | 28,760,000 | 129,042 | 10,754 |
- ざっと家賃を除いて月に65,000円の支出でした。
- 一番支出が多いのが「趣味・遊興費」ですが、これにはカメラの交換レンズを購入したり、新しいガジェットを購入したりした金額などです。あと画材や文具などにも散財しました。
- 遊興費を諦めて、「食費」と「生活必需」だけで考えれば、月に32,564円あれば生活は可能です。
- 「食費」が低いのは朝、昼(または弁当)、晩、基本的に自炊をしているからです。和食店に通い出すと、昼食だけで最低100,000VND、月に2,000,000VNDはさらにかかると思います。
- 「その他」の大部分は1月のテトに行った海外旅行の料金です。
- 今年の後半からベトナム語の教室に通い始めたので、教材費も含めて7,000,000 VND程度かかっています。
- かなり上手く節約はしていると思いますが、欲しいものを我慢しすぎたり、必要な支払いを先延したりはしていないので、感覚的にはそこそこ裕福な生活が送れていると思います。
- 以前は日本人同士の飲み会などにもよく参加していましたが、今年はお酒を飲んだのは合計しても10回以下だと思います。夜、飲み歩き始めるとこんな予算での生活は絶対無理です。
- 129,042円の黒字が出たので、これは口座に戻して来年の予算に追加します。
ベトナムでの生活感覚
私がベトナムに来た10年前に比べると、ベトナム、特に都市部の物価は随分高くなりました。
それでも工夫をすれば家賃も加えて、月10〜12万円あれば普通に生活は可能です。(ただし子供がいて教育費が必要な場合は莫大な教育費を覚悟しなければなりません。)
もし給与を手取り20万円もらっている人であれば月に8万円、30万の人であれば月に18万円を貯蓄に回すことも可能です。今、都内在住の一般的なサラリーマンであれば、月に20万円の貯蓄をすることはかなり大変でしょう。
生活感覚的にはベトナム・ホーチミン市での生活費は、日本の都市部の1/2〜1/3程度ではないかと思います。
生活コストが低いということは精神的な安定にも繋がっており、私のように自営業者で将来が見通せない立場であっても、先行きに対する不安感は低く抑えられているように思います。