最初は「Dynalistが使える10の理由」というタイトルで記事を書こうと思ったのですが、お勧めする理由を列挙しているうちに22個に増えてしまいました。
まず最初に断っておきますと私の作業環境はMac/iOS/Androidという状況です。Windowsは普段使っていないのでここでお話をすることはできませんが、ブラウザで利用するのであればWindowsも同様の環境であると思います。
これまでActa の時代から様々なアウトライナーを使ってきましたが、Dynalistはローカルアプリ、オンラインアプリを含めてアウトラインプロセッサのベスト・オブ・ザ・ベスト。使えば使うほど役に立つアプリで、現時点での評価は⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️です。
それではDynalistがすごい理由を述べていきましょう。
目次
1. 入力制限なし
Dynalistと比較されるWorkflowyもシンプルで使いやすいアウトライナーで人気ですが、月間に登録できるスレッド数に制限があります。Dynalistは無料で無制限という太っ腹な仕様です。
私はすぐにPro版に移行しましたが、社内共有しているスタッフは無料版のままです。
無料版でも普通にアウトライナーとして使用するのであれば全く問題はありません。
2. マルチプラットフォーム
Dynalistは現在ブラウザからの利用の他、Windows版、Mac版、Linux(64bit)版、Linux(32bit)版のデスクトップアプリとiOS版、Android版のモバイルを利用することができます。
どんな環境であってもDynalistを使うことができます。
3. 日本語との親和性が高い
海外発のエディタやアウトライナーには日本語入力時に軽微なエラーが発生するものがあります。例えば、文字変換中にフォントが上下にガタガタ揺れるような挙動が起こる場合がたまにありますが、Dynalistは全く問題ありません。Mac版ではヒラギノ角ゴシック体、ヒラギノ明朝体、メイリオなどの日本語フォントを選択することが可能です。
4. マークアップランゲージ対応
Dynalistはマークアップランゲージ対応です。
Dynalistでブログ記事を作成する時はヘッダやボールドなどマークアップが使えるのでより完成形に近い形で記事編集を行うことができます。
5. 豊富なショートカット機能
Dynalistには使い切れない位のショートカットが用意されています。ほぼ全ての操作をキーボードから手を離すことなく行うことができます。
6. 画像表示機能
リストに画像ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、画像をアウトラインの中に挿入することができます。画像ファイルはサーバー上にアップロードされ、アウトラインに挿入されるのはリンクとプレビューデータのみです。操作感はScrapboxとほぼ同じです。
画像本体はサーバー側に保存しておいて、Dynalist側にはリンクのみというのもデータハンドリングが軽くなるという点からも良い選択です。
7. プレビュー機能
Dynalistはチェックアイテムの表示、ノートの表示、画像の表示、リスト形式・アーティクル形式の選択を行うことが可能です。アーティクル形式を使えば、一般的なテキストエディタと同様の操作感を得ることができます。
8. ズームイン機能
特定のリストのみをズームインして表示することができます。長文のアウトラインを編集する時は、特定のリストのみをズームイン表示することができるので、アウトライナー必須の機能です。
9. リストのカラー化機能
重宝なのがリストの一部をカラー化することができる機能です。Workflowyを使っている時はシンプルなアウトラインが良いと思っていましたが、カラー化するとより重要なスレッドを見やすくすることが可能です。
10. チェックリスト機能
アウトライナーにはチェックリストがついているものとついていないものがあります。個人的にはチェックリストは1箇所にまとめた方が良いという考えのもと、Appleのリマインダーを使っていますが、アウトライナーの一部にTodo項目がある場合はチェックリスト機能は便利です。
11. リスト間のリンク機能
Dynalistの本文内で[[とキーを打ちタイトルを打ち始めるとリンク先が表示され、簡単にリンクを作成することができます。Scrapboxのリンク機能に似ていますが、この機能を利用することでDynalistをWiki的に使うことができます。
12. 日付機能とGoogleカレンダー共有機能
Daynalistはリストの一部に!を入力することでカレンダーから日付を入力することができます。チェックリストに日付を設定したり、リストの作成日を入力するなどの用途に使用できます。
Pro版であれば日付付きのリストはGoogleカレンダーと連携して、カレンダー上に表示させることが可能です。いつどのようなリストを入力したのかをカレンダー上で確認できます。
13. Get link機能
Dynalistはリストの全体または一部にリンクを設定することができます。メールでリストの一部を送信して表示したり、メモ帳にDynalistへのリンクを表示したりするなどの用途に使えます。
14. コード表示が可能
Dynalisはリストの一部にコードを表示させることが可能です。WEB開発などでコードを表示しなければならない時も重宝です。
15. ファイル・フォルダ管理
Workflowyは1つのアウトラインの中にサブリストとしてアウトラインを作成する形になりますが、Dynalistはアウトラインをファイルに分けたりフォルダに分けることが可能です。
実際にはWEBアプリなのでファイルという概念はないのですが、フォルダ>ファイルという理解しやすい形での管理が可能です。
16. タグ機能とブックマーク機能
アウトラインに対して#を使ったタグ機能やブックマーク機能が利用できます。例えばニュース記事に対して#news #blog`というように複数のタグをつけておけば、ブログで使用するニュース記事であるというように管理ができます。
17. Inbox機能
DynalistにはInboxという機能がついていて、外部から取り込んだ記事を一時的にInboxに保存しておくことができます。これによりDynalistを各種情報の一時保管場所として使用することができます。
18. Chrome拡張機能
Dynalistには複数のChrome拡張機能が用意されています。WEBサイトを見ていてブックマークする感覚でDynalistに記事とURLを送ることができます。Dynalistに送られた記事はInboxに保管されます。
19. iOS・Androidの共有機能
モバイル版はiOS、Android共に用意されています。私はiPhoneとAndroid版タブレットの両方でDynalistを使えるように設定しています。
20. ファイル移動機能
リスト内からMove to…を選ぶか⌘+Shift M(Macの場合)を選択すると、リストの送信先を一発で選ぶことができます。私はArchiveというリストを作成しておいて、用が済んだリストはArchiveに移動させるようにしています。
21. 同期が速い
iOS<–>Mac間の同期は驚異的なスピードです。普段、iCloud(リマインダー、メモ帳)やGoogle Keepなどを使ってデータを同期させていますが、これらシステムに比較してDynalsitの同期スピードは圧倒的な速さです。
22. リストの最終状態から編集が可能
リスト内の情報が同期されるのはもちろんですが、どのリストのどの部分を開いていたかも同期されます。大きなリストを編集している時でも、自分が編集していた部分から始めることができるのでマルチ環境では便利です。
改善要望点
ほぼ完璧というレベルのDynalistですが改善要望があるとすれば以下のような点です。
端末ごとにフォントサイズや背景色を変えたい
Dynalistはフォントサイズや背景色も同期されてしまいます。MacとiPhoneでは文字サイズを変えたいので、端末ごとに設定ができれば良いです。
他のアプリやシステムとの連携を充実してほしい
Dynalistはクラウドシステムがベースとなっていますが、APIを公開していないので他のクラウドシステムとの連携がプアです。Googleシートで1行追加>Dynalistに追加のような作業をやらせたいのでAPI公開するか、IFTTTなどとの連携が望まれます。
スマホ上の入力・編集は改善の余地あり
Dynawriteを使えば解決ですが、Dynalist単体ではスマホからの入力がやりにくいのが実情です。スマホ版はもう少しUIに改善が必要でしょう。
まとめ
長年アウトライナーを使ってきていますが、現時点ではDYNALISTに勝るものはありません。テキスト関連の一次入力場所として重宝しています。現時点でも完成度の高いアプリですが、今後のさらなる真価に期待しています。
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