フイ・ボン・ホアの豪邸ホーチミン市美術館を訪ねてきた

昨日は久しぶりにベンタン市場の向かい側にあるホーチミン市美術館を訪ねてきました。先週の動物園といい、誰もが一度は訪ねてみたことがある場所かと思いますが、コロナ禍のロックダウンを経験する中で、いつでも行ける場所なのにいつでも行けるわけではないことに気がつき、4〜5年ぶりに訪ねてきました。

この豪華なフレンチコロニアル建築は、19世紀末の華僑フイ・ボン・ホアの自宅であった場所で、マジェスティックホテルやTu Du病院などは彼が作ったものです。またこの建物の裏手にあるKy Con通りには古い長屋式の建物が連なっていますが、これも不動産業者だった彼がリーズナブルな価格で住めるように開発した分譲アパートです。

1973年にベトナムでCon ma nhà họ Hứa(The ghost of the Hua family)という映画が作られ、この自宅が舞台になりました。ストーリーはHuaおじさんの娘がハンセン氏病にかかっており、この豪華な自宅に幽閉されており云々という映画だそうです。

YouTubeを探してみたらイントロ部分のみアップされていました。

ベトナム戦争時代、サイゴン市民の間ではこの壮大な建物には女性の幽霊が出るということが信じられていたそうです。

何度行っても豪華な内外装に感心させられます。入口中央には古い扉式のエレベーターが設置され、その周囲を階段が取り巻いています。

ステンドグラスやフランス窓も素晴らしく、室内全体が薄暗く保たれているのも良い雰囲気です。

実は入口でカメラで撮影をする場合は300,000VND、スマホで撮影するのなら無料で良いということだったので、室内の写真は全てiPhoneです。最近はスマホもミラーレス並みに性能が上がっているので、あまり意味のない規制だとは思いました。

室外に出て描いたスケッチです。手元がおぼつかないのでかなりラフに描きましたが、雰囲気は出ていると思います。

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