(9)Phuoc HoiからVung Tauを経由してCan Gioへ36.26km 8時間17分

もうテトの休暇も終わってしまいました。そろそろこの旅も終りにしなければなりません。まだホーチミンの自宅までは95kmもありますが、今日、明日の2日間でなんとか家にたどり着きたいと思います。

Phuoc HoiからVung Tauへ

Phuoc Hoiのビラを出たのが5時半。今日は長丁場になることをわかっていたので、スピードを求めず、最初からゆっくりと歩きました。さすがに9日目ともなると、体の節々に痛みが出てきました。無理をせず、着実に距離を稼いでいかなければなりません。

なるべく日の出に近い時間に出発していますが、暗闇の中を歩くのを避けたいからです。案の定、今日は鎖に繋がれていないイヌに吠えられたり追いかけられたりしたのは10回以上ありました。イヌ避けの超音波発信機は効果絶大で、スイッチをオンにすると大体のイヌはぴたっと吠えるのをやめます。それでこちらから迫って行くと、慌てて逃げるのですが、ただ歩くだけでも疲れるのに、農家のや民家のイヌには悩まされています。

Vung Tauへは山道を抜け、峠をこえていきましたが、この辺は延々と直線道路が続き、しかも沿道にはあまり街路樹が植っていないので暑さで体力を消耗してしまいます。午前10時までにどれぐらい歩けるかが勝負です。

ブンタウ

ブンタウに入ってからがまた長かったです。
ブンタウは細長い半島状の街ですが、端から端まで約20kmあります。半島の中央に幅広い車線が通っていますが、ほとんど街路樹がなく、日陰も少ないので、日差しが強くなってからの時間帯でかなり消耗してしまいました。
何度か休憩を挟んで、そうだブンタウに行けばステーキハウスがあるはずだと思い、Google Mapsで検索をして向かいました。というのも、ここ4、5日口にしているものは、お粥かバインミーかコム位です。

残念ながら、ヘトヘトになって到着したステーキハウスは、テトのため休業中でした。仕方がないので、近くのスーパーに入っているKFCに入りましたが、ケンタッキーがこんなに美味いものだったかと思うほど、おいしかったです。KFCの手洗い場で鏡を見たとき、げっそりとやせ細っている自分の顔に驚きましたが(笑)、精悍な顔つきになったと思います。

フェリーでカンザーへ

ブンタウからは昨年12月に就航した
フェリーに乗りました。30分ほどの航海でしたが、席に座った途端熟睡してしまい、おかげで目覚めた時はかなり体力が回復していました。
今日は、カンザーからホーチミンに向かって歩けるところまで歩き、テント泊で明朝再スタートすることも考えましたが、カンザーに近い部分は道路に照明設備もなく、かなりブヨや蚊が多かったことを思い出して、海岸線に出てキャンプをしました。
明日の朝はまた5時半出発ですが、ニャーベーにどれぐらいで着けるかが重要かなと思っています。実はここからはホーチミンの自宅のすぐ近くまでバスが直通で走っているので、本当馬鹿馬鹿しいことをやっているなと自笑していますが、最後はきちんと締めくくりたいとも思っています。

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