
ベトナムを紹介したWEBサイトやガイドブックにはバインセオ(Banh Xeo)はベトナム風お好み焼きであると書いていますが、それは間違いです。広島風お好み焼きのように薄皮を鉄鍋にひいて具を入れるところまでは同じですが、形は似ていても食感や味は全く異なります。英語ではベトナム風クレープと呼んでいますが、それも誤り。クレープのようにしっとりしていません。バインセオはパリパリとした皮の食感を楽しむベトナム料理です。

サイゴンでバインセオを食べたいと言ったら、いくつかの有名店がありますが、Banh Xeo Ngoc Sonもその一つです。ローカルのベトナム人が多く集まる店にハズレはありません。

鉄板ではなく、薄皮に具をいれて焼きます。お好み焼きのように具と皮がミックスされているのではなく、最初に皮を焼いた上で具を入れる調理法であり、メインはどちらかといえば皮の方です。
皮を少しづつちぎってレタスや大葉など葉っぱに包んで食べるのがベトナム風です。

Banh Xeo Ngoc Sonはバインセオの他にも揚げ春巻きや

バインコットなどメニューを選ぶことができます。一品50,000 VND程度なので、2〜3人で行っても一人150,000VND程度もあれば十分かと思います。
肝心な味について書くのを忘れていました。お好み焼きだという先入観を持って訪ねるとがっかりすると思いますが、ベトナム料理だという考えで食べればそれなりにうまいと思います。ベトナム人もバインセオを食べに行くのは数ヶ月に1回程度だと思います。たまに食べるからうまいベトナム料理です。
