WooCommerceのFlat Shipping Rateに複数の選択肢を持たせたい場合はこうする
現状 ニッチな情報で恐縮ですが、WordPress+WooCommerceを使って「地区ごとに配送費用を変えたい」という要望があったのですが、現在のWooCommerceではFlat Shipping Rateでは単一の配達費を設定することができるだけで、選択肢を持たせることができません。例えば、渋谷区と目黒区は無料、新宿区と豊島区は200円、千代田区と台東区は300円、のようにユーザーに地区名を選択してもらって配送費を計算したいということができません。 Woocommerce Shipping Price by Place 有料プラグインWoocommerce Shipping Price by Placeを購入すれば可能なようです(私は以下の方法で解決したので試したわけではありません) 実は以前のWoocommerceでは選択肢の設定が可能であった Flat Shipping Rateに複数の選択肢を持たせることは以前のWooCommerceでは可能であったようです。こちらのYouTubeビデオを見たとき、画面にAdditional Ratesという項目がありますが最新版のWooCommerceではこの項目がなくなってしまっています。 Flat Shipping RateはFlatだからFlat Shipping Rate この辺りの経緯を探ってみますと、WordPressサイト内に詳しくスレッドが立っていました: [resolved] Flat Rate Shipping does not have additional options segment (30 posts) 開発者の言い分はFlat Shipping Rateはフラットだからフラットなのであって、選択肢が選べるようになるとフラットでなくなるという言い分のようです。主張は理解できますが現状のWooCommerceではこのあたりの設定が難しい点でもあります。特にベトナムのように郵便番号がきちんと整備されていない国では、Zipコードによる配送費の設定が困難です。 スレッドを追ってみますとこの機能はなくなったわけではなく、一般のWordPressユーザーからは見えなくしているだけだということがわかりました。 次の方法で機能を表示させることが可能です: function.phpに次の1行を追加する WordPressの外観>テーマの編集>テーマのための関数 でfunction.phpを編集することができます。そこに add_filter( ‘woocommerce_enable_deprecated_additional_flat_rates’, ‘__return_true’ ); の1行を追加すると、Additional Ratesを追加するための入力欄が表示されて機能を使うことができるようになります。 地域ごとに配達費を変更してユーザーに選ばせることができるようになりました。