Quán Ốcとは貝屋の意味です。サイゴンではあちこちに貝屋の店が立ちますが、当たり外れが多いのも貝屋です。新鮮な貝に当たれば良いのですが、売れ残った貝を出している店に不幸にも当たったら翌朝はトイレの往復に悩むことになります。オンラン橋のたもとにあるこちらの貝屋は全席路上という店ですが、午後5時半頃には席が埋まってしまうほどの人気店。やはり味と新鮮さが人気の秘密のようです。値段は一皿4万ドン〜6万ドンでリーズナブルです。
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ốc len xào dừa(オック・レン・サオ・ドゥア)
ココナッツミルクと唐辛子で甘辛く煮た巻貝です。背中にも穴が開けられていてすするようにして中身を吸い出します。辛さはほとんどなくココナッツの甘さが勝っています。
nghêu hấp sả(ゲー・ハップ・サー)
アサリのレモングラス煮で、シンプルで日本人にも合う味付けです。貝にヌクナムを少しつけて食べます。絶品なのはアサリの煮汁でアルコールを飲んでいる時は体に良さそうです。
ốc buou sa te(オック・ブゥオウ・サテ)
ốc buouはGoogle翻訳ではカタツムリとなっていますが、カタツムリに似た巻貝だと思います。身はコリコリしていてあっさり味。にんにくと唐辛子で油炒めで食べます。
ốc hút sa te(オック・フット・サテ)
小粒の巻貝でこちらもコリコリ味。身はあっさり味なので唐辛子とニンニクの油炒めが合います。身が小さいので安全ピンで掻き出して食べますが、小さすぎて老眼には辛い食べ物です。
ốc mỡ xào me(オック・モー・サオ・メー)
貝屋での王道はこの貝で甘酸っぱいナツメヤシで炒めたもの。身は大きすぎず、小さすぎず食べやすいのですが、手がベトベトになります。これが一番好きです。
こちらの店は4区のオンラン橋のたもとにありいつも賑わっています。女性が一人で貝をつついているなんてこともあります。女の子に貝を食べに行こうと誘えば大体OKの返事が返ってきます。