甘利金銭問題

廃棄カツ問題と甘利大臣疑惑の共通点?

情報源: 黒幕発覚はこれから!?廃棄食品横流し事件の深い闇 (ダイヤモンド・オンライン) – Yahoo!ニュース BUSINESS 情報源: 金銭授受疑惑 甘利大臣秘書の“UR威圧録音”入手!(週刊文春WEB) 廃棄カツ問題は産廃業者のダイコーとみのりフーズに捜査のメスが入りましたが、おそらくこれまでも同様のことは行われていたのでしょう。そもそもCo Co壱番屋が廃棄時に封を破く等の処理をしておけば防げた問題でした。Co Co壱番屋も横流しされる可能性は分かっていたのではないでしょうか。廃棄食品という特殊な世界には、関係者なら誰もが知っていて見て見ぬ振りをしてきた何かがあるように感じます。 甘利大臣疑惑問題ですが、あらかじめ録音と撮影を準備してマスコミに流すことを前提にアプローチをしたようです。特に政治家は騙される方が悪いと言ってしまえばそれで終わりですが、TPP署名が2月に迫っている直前での報道に意図的なものを感じます。文春は読んでいないのでわかりませんが、千葉県の建設会社社長は実名が出ているのでしょうか?本人とは別にシナリオを書いている者がいるように感じます。 ベトナムは法治国家というよりは人治国家といった方が良い国です。全ては相対的な力関係で決まります。わかりやすいのは交通法規です。左折車(日本でいう右折)は直進車優先というのが日本をはじめとする先進国の常識ですが、ベトナムでは「歩行者<バイク<自家用車<バス・トラック」という関係で優先順位が決まります。歩行者は車が来ていたら止まれ、そうでなければ自己責任で進めというのがこの国の流儀です。 ベトナムの現実社会では「強いものが優先」なのです。たとえ歩行者が歩道を歩いていてはねられたとしても、車にはねられるような歩き方をしていた本人が悪いということになります。必然的に、ベトナム人はベトナム人を信用せず、信頼できるのは自分と家族だけということになります。建前(法治国家)と本音(弱肉強食)が混在している現状が、ベトナムが先進国になれない原因ではないかと思っています。 一方、日本ではコンプライアンスが叫ばれるようになったのは1990年台半ばごろではないかと思いますが、だんだん窮屈で息苦しい国になってきたのも事実です。寛容さが失われてきたことが経済成長が鈍化し、デフレが長引いた原因ではないかと思います。成長のためには少々のルールを破るくらいの勢いと、それを社会が見守り、育てる寛容さと自由がなければ精神的に萎縮してしまって成長どころの話ではありません。 脱線しそうなので話を戻しますが、廃棄カツ問題にしても甘利大臣疑惑問題にしてもCoCo壱番屋、甘利大臣と大物が絡んでいるだけに毎日大きく報道されていますが、その周辺にあるダイコー、みのりフーズ、千葉県の建設会社と表に出てきているプレーヤーがあまりにも小さくて、彼らを将棋の駒にしている人物が裏にいるのではないかと勝手に想像しています。 廃棄処分される予定であったカツ、封筒に入った50万円、いずれも大した被害があるものではありません。大した被害というのは地震や原発や国家安全保障のような問題であり、これらに比較すると実害が少ないと言えます。しかしマスコミを中心として毎日これだけ報道されているのはコンプライアンスを楯に糾弾を望む社会の空気と、それをうまく利用しようとする黒幕が存在するのが今の日本です。 法治国家の日本ですから是非ともそのあたりを明確にしてディスクローズしてもらいたいものです。

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