江戸川乱歩の二銭銅貨(青空文庫)を読了。洒脱とはこのこと。

今年からパブリックドメインに移行した江戸川乱歩作品ですが、青空文庫での第一弾「二銭銅貨(にせんどうか)」を読了しました。実質的に江戸川乱歩の処女作というべき作品で、大正12年に発表されました。

小学生5年生頃に明智小五郎に熱中したのを思い出します。大人になって読むと江戸川乱歩の文章はモダンで洒脱、大正モダンの匂いがします。

今後、江戸川作品が青空文庫化されるのが楽しみです。

松本清張はこの小説について、次のように述べている。

「発表された彼の処女作ともいうべき『二錢銅貨』は、『あの泥棒が羨ましい。二人のあいだにこんな言葉がかわされるほど、そのころは窮迫していた』という書き出しに始まる。私は初めて『二錢銅貨』を読んだとき、この書き出しの素晴らしさに惹かれたものだった。この一行の文章の中に、これから起る事件を読者に予想させ、しかも、端的に現在の状況を説明している。小説の冒頭の巧みさは、このようなものでなければならない。よく引例される志賀直哉の短篇の冒頭にも匹敵するであろう」

mig

大正モボ・モガのイメージ

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