クラウド対応のカード型データベースソフトのAirtable。なんで今まで知らなかったのかと後悔するほど素晴らしいWEBアプリです。数日間使ってみてこれは使い物になると感じましたのでレポートします。ちなみに1データベースあたり1,200レコードまで無料で使えます。
目次
登録方法
https://airtable.com/からEmailアドレスとパスワードを設定するか、Googleアカウントでサインアップします。
ダッシュボードは非常にシンプルな画面でデータベースの一覧表示のみです。最初は何もデータベースが登録されていませんから、画面上部のBrowse Templateからテンプレートを選んで試してみると良いでしょう。
何ができるのか
基本的なデータベースの要件はすべて準備されています。
- Single Line Text(1行のテキスト)
- Long Text(複数行のテキスト)
- Attachment(画像等の添付)
- Checkbox(チェックボックス)
- Multiple select(複数選択)
- Single select(単一選択)
- Date(日付)
- Phone number(電話番号)
- Email(Emailアドレス)
- URL
- Number(数値)
- Currency(通貨)
- Percent(パーセント)
- Formula(数式)
- Rollup(ロールアップ。おそらく連動したテーブルの値の要訳表示)
- Count(カウント)
- Lookup(リレーションされたテーブル値の読み込み)
- AutoNumber(自動付番)
- Barcode(バーコード)
これだけのフィールドが用意されていれば工夫次第でいろいろなことが出来そうです。
iOSアプリ
iOSアプリもシンプルで直感的な操作で少し触ればすぐに分かります。
この画面は現在作成中のサイゴン・レストラン・データベースの一部ですが、これを作るのに10分かかりませんでした。
Googleスプレッドシートとの比較
わざわざ専用のデータベースを使わなくてもGoogleスプレッドシートで良いという意見もあると思いますが、Googleスプレッドシートで少しこったことをやろうとするとプログラミングの知識が必要になります。その点、AirTableはプログラミングの知識がなくてもある程度のことが出来てしまいます。やりたいことをするやるなら断然AirTableが簡単です。
APIで作業自動化
AirTableはAPIが公開されていますから、外部WEBアプリとの連携が可能です。Zapierを通せば、世界中の数百のWEBアプリと連動可能なので、かなりのことが自動化出来るのではないかと思います。現在、使用中のWEBアプリの連携化をAirTable経由で試しているので、後日レポートします。
まとめ
個人で使用してもOK、グループで使用してもOKの初心者〜中級者向けオンラインデータベースです。直感的な操作はFileMakerを思い出しますが、FileMakerより出来ることが少ない分、特別な技術がなくてもある程度のデータベースは組めます。
技術者ではないがオンラインで共有できるデータベースが必要という人にはぜひ薦めます。