ムイネー・ホーチミン徒歩旅行でも大活躍してくれた超軽量テントNaturehike Vik2をレビューします。購入動機は軽量であることとネットでの評価の高さです。
目次
Naturehike Vik2とは
Naturehike Vik2はNaturehikeが発売する2人用のシングルウォールテントです。最大の特徴は付属品を含んで1.4kgという軽量テントであることです。
全てを収納した時のサイズも42cmx直径12cmと非常にコンパクトになります。
今回、8日間のバックパッキングでも、テントの重さがダメージになることはありませんでした。
内容物
同梱されているものは
- テント本体
- テントポール
- ペグ
- グラウンドマット
です。
専用のグラウンドマットが同梱しているのはありがたいです。
1本テントポール
テントポールは一般的な2本のポールを交差する方式ではなく、1本のテントポールを組み立てていく独特の方式です。
まだ使用頻度が低いからかもしれませんが、この1本フレームはテンションが強いので設営時に少し手間取りました。2本フレームの方が設営はラクな気がします。
テントポールへのテントの接続は独特な形状をしたプラスチックのフックをかけていきます。
グラウンドシート
テント設営時には本体の下にグラウンドシートを設置することができます。テントを汚れや損傷から守るにはグラウンドシートを敷いた方が良いでしょう。
居住性と使い勝手
軽量シングルウォールテントであるにもかかわらず、ツェルトとは違った機密性とプライバシー保護性があります。
一般的なテントと比べて遜色はありません。
シングルウォールテントを購入したのは今回が初めてですが、豪雨の中では設営をしたことがないので、悪天候時の防水性や使い勝手は分かりません。しかし、晴天時の設営では全く問題なく、夜中に寒いということもありませんでした。
入り口部分は独特の形状をしていて、テントポールなどを使うとタープのように使用することも可能です。しかしそのため一般的なテントよりも開口部のフラップが大きく、テントを開閉する際にジッパをテントの端までスライドさせなければならないため、個人的には一般的な開閉口の方が良かったと思います。
このテントは自立式なのでテントポールだけで使用可能ですが、副室を利用するのであればペグをきちんと設営しなければなりません。今回、テントを設置した場所が砂浜で、きちんとペグを固定することができなかったため、夜中にテントが風でバタバタと鳴るのはうるさかったです。ペグの設置は必須だと思います。
まとめ
Naturehike製品はそこそこのクオリティの製品をリーズナブルな価格で購入することができるので愛用していますが、Vik2はわざわざAliexpressを使って中国から輸入しただけの価値はありました。
なんといっても一般的なテントと同じ居住性を維持しながら、この軽さはありがたいと思います。
反面、本格的な登山や冬山には持っていけないなと思いました。
バックパックやキャンプ場などで、主に徒歩で移動するスタイルの場合に適していると思います。
スペック
自立 | 〇 |
---|---|
構造 | シングルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x113cm |
前室 | 210x65cm |
後室 | 210x65cm |
高さ | 90cm |
収納サイズ | Φ16x47cm |
重量 | 約1280g(本体のみ) 1398g(付属品含む) |
ペグ | 11本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
15Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |