ObsidianのiOS β版を入手し、2週間ほど経過したのでレビューを行います。β版はObsidianでCatalystメンバーに登録しTest Flightからインストール可能です。
目次
日本語の入力
当初日本語の入力を行おうとするとアプリがクラッシュするというバグが発生していましたが、最新版の0.1.1では解消しています。
現時点では日本語入力に関しては問題ありません。
デスクトップ版と同様の機能
モバイル版でもデスクトップ版とほぼ同様の機能が使えます。
Markdownで入力し
Toggle Previewでプレビューを閲覧することができます。外部リンク、内部リンクも全く問題ありません。
グラフ
グラフ表示は不安定なままのようです。一応、グラフ表示は可能ですが、ドラッグして拡大しようとしてもうまく拡大してくれません。
エクスプローラー
ファイルエクスプローラーもデスクトップ版とほぼ同じです。ファイルを移動する際は、ファイル名を長押しするとファイル操作コマンド一式が表示されて、ファイルを移動したりコピーすることができます。iPhoneの小さな画面ではこの方が操作性は良いと思います。
画像付きのファイルも同期してくれる
iPhone版のObsidianで画像付きのファイルを作成し同期させても、問題なく画像付きのファイルがデスクトップ上に生成されます。
画像付きのファイルをiOS上で作成。
iPhoneのフォトライブラリから画像を貼り付けることができる。
デスクトップ(Mac)上に問題なく同期。
テキストの入力にはDraftsを使用
Markdownの入力にはDarftsなど他のMarkdownエディターを使った方が簡単です。私はDraftsを使用していますが、Save asでiCloudドライブ上のObsidian Vaultに保存することができます。
まとめ
iOS版のObsidianが使えることで「第二の脳」としていつでも情報を参照することができるようになりました。
テキストであれ画像であれ、思いついた情報を入力し、Obsidianに集約することで、断片的な情報を収集し、系統的に閲覧することが可能です。
EvernoteやGoogle KeepやMacのメモ帳などは断片的なメモを参照するには問題ありませんでしたが、メモ間が繋がったクラスター状態で情報を閲覧することは困難でした。
Obsidianの登場によってデジタル情報の収集・閲覧が大きく変わりました。
iOS版、Android版ともに現在はPrivate Betaですが、正式版の登場が今から楽しみです。