半年以上前から登録していたScrapbox.ioですが、これまでどのように活用すれば良いのかわからず使いあぐねていましたが、今回、思い立って業務マニュアルのプラットフォームとして使い始めたらなかなか良い感じです。
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個人的なメモとしてのScrapbox.io
Scrapbox.ioの一番ありがちな使用方法はEvernoteやMacメモ帳の代替えとして、個人的なメモとして使用する方法なのですが、私の場合はこの用途には使い物になりませんでした。Scrapbox.ioにはChrome Extension もあるようで、ブラウザから一発でScrapboxにWEBクリップすることも可能なのですが、複数のScrapboxを使用している場合はどのScrapboxに登録するか選択することができません。
またPCベースであればまだ使い物になるのですが、Scrapboxは純正のモバイルアプリがリリースされていないため、iPhoneのSafariから登録しようとしても簡単にはできません。単純なWEBクリップだけであればPocketを使ったほうが便利です。
API連動がまだまだ
Scrapbox.ioはAPIが公開されているようですが、簡単にIFTTTやZapierと連動できるようにはなっていません。これらの連動が可能になるとSiriでリマインダーに登録した情報がScrapboxに登録されたり、メール受信した情報をScrapboxに登録することも可能になるのですが、まだそこまで連動はできないようです。このあたりは今後の進捗に期待です。
業務マニュアルとして
色々使ってみて、Scrapbox.ioに適しているのは社内業務マニュアルという結論に達しました。
- Markdownを知らない社員であってもとりあえず執筆を始めることは可能
- 共有リンクのみでプロジェクトを共有可能
- 画像の表示が簡単
- キーワード検索が強力
懸念点としては
- 全社共有した場合、全ユーザーがScrapbox.ioの記法が理解できるかどうかは今後の課題
- 将来サービスが永続するかどうかは現時点では未知数
- プロジェクト内や記事内でコメント共有やチャットができれば尚よし
といったところです。当面、WordPressベースの業務マニュアルをScrapbox.ioに移転して使ってみたいと思います。社内共有文書の保管場所としては良いのではないでしょうか。