現在、パソコンでテキスト入力をする作業のほぼ7割はObsidianで行っていますが、今回ある提案書を作成するために絵を描く必要が出てきました。Obsidianでドローを描くプラグインを探してみたところExcalidrawがなかなか素晴らしいプラグインだったので紹介します。
目次
Excalidrawとは
Excalidrawは元々ドローを作成するための無料WEBアプリです。
Excalidraw
ドローを描くために最低点必要なツールは揃っており、直感的な操作で使いやすいドローツールです。
Obsidian Excalidrawプラグイン
Obsidian ExcalidrawプラグインはExcalidrawをObsidian内部で利用できるツールです。できることは
- Obsidian上でExcalidrawのドローを描く
- 描いたドローをObsidianのValutに保存する
- 保存したドロー(.md形式)をObsidianのファイルにエンベッドする
ということで、ドローの作成からObsidian文書への縁ベッドまで、Obsidianを離れることなく実行することができます。
Obsidian Excalidrawプラグインの導入
ExcalidrawプラグインはObsidian>Setting>Community Pluginからインストールします。
このブログを書いている時点でのバージョンは1.5.1です。
Excalidrawの起動
プラグインがインストールされると左サイドバーにExcalidrawのアイコンが表示されます。ここをクリックすると新しいドローを描くことができます。
もう一つの方法は⌘ Pでコマンドパレットを開き、Excalidrawと入力するとExcalidrawの各種コマンドが表示されます。
Excalidrawでのドロー作成
Excalidrawでは最低限のツールしか備わっていません。パイチャートやグラフなどのツールもなく、描けるのは直線、四角形、円、矢印、テキスト程度ですが、最低限のドローを作成するには必要十分です。
またSVGファイルを読み込むことができるので、外部アプリで作成したSVGをドロー上に配置することができます。(Excalidraw上でSVGファイルの編集はできません)
ファイルの保存
作成したドローファイルはObsidianの.mdファイルとして保存されます。
デフォルトではExcalidrawという名称のフォルダが作成されここに作成したドローファイルが自動保存されていきます。
ファイル形式は.md形式なので、将来仕様が変わってもファイルは使い続けることが可能です。
ドローファイルのエンベッド
ドローファイルをObsidianのファイルにエンベッドするには、![[ファイル名]]のマークダウンを使用します。.md形式なので普通のマークダウンファイルとしてエンベッドできます。
また![[ファイル名|1200]]のように縦棒と横幅を追加するとプレビューモードでのドローファイルの横幅を指定することも可能です。
プレビューモードで表示をさせると横幅いっぱいにドローが表示されています。
まとめ
パーソナルナレッジベースとして非常に優秀なObsidianですが、これまではどうしてもテキストファイルが中心でした。しかし提案書を作成したり、簡単な模式図を作成するためにはその度に外部アプリを使用しなければならず面倒でした。
Obsidian Excalidrawプラグインの導入によりこれらの作業がObsidian上で一気通貫で行えるようになったのは大きなメリットです。
またiPhone上でも問題なく稼働することを確認しました。