普段スケッチをするときは最小限の画材しか持ち歩いていません。現場で完成させることは少なく、ラフスケッチだけして写真を撮影し後は自宅で完成させています。特に気温の高い今のホーチミン市内では10分も屋外にいると暑くて立っていられません。しかしキャンプ場などで描く場合はゆっくり腰を落ち着けて描きたいときもあるのでイーゼルを購入しました。
収納した時のサイズは長さ50cm、重さ約1.0kgで少しかさばりますが重くはありません。
135,000VNDと安物ですが意外にしっかりしています。屋外で普通に描くには十分なクオリティです。
厚さ5cm程度のものまでしっかり固定できます。
最高まで伸ばすと165cmです。立ったままでも大丈夫です。
普段のアーバンスケッチではイーゼルを持ち歩くことはありませんが、スケッチ旅行に行った時など腰を落ち着けて描きたい場合は持っていこうと考えています。
写真を見ながら描くのは邪道だという考え方もあるようですが、私は必ずしもそうだとは思っていません。写真はレンズの描画性能に依存するため、画角や被写界深度の影響を受けてしまいますが、混雑する街中で最後まで描き切るのは大変です。折衷案として、ラフスケッチだけ現場でやって、フィニッシュは自宅で行っていますが、空気感や奥行き感などは現場で確認するようにしています。
ちなみにルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットは131 x 175cmという大作のため、現場ではその半分サイズのキャンバスに描き、アトリエに戻って完成させたのは有名な話です。スマホのカメラ性能が高い現代ですから常識に縛られず自由にやって良いと思っています。
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