全100色の水性カラーマーカーを大人買いした。しかし・・・。

中国製の激安水性カラーマーカー

先日80色のアルコールカラーマーカーを購入したばかりなのですが、新たに100色の水性カラーマーカーを購入しました。

購入の理由はアルコールマーカーは裏写りがひどく、私が毎日書いている絵日記にはスケッチブックの裏面が使えなくなってしまうため、比較的裏写りの少ない水性マーカーが欲しくなってしまったのです。

さすがに100色セットだと迫力があります。

モノは中国製で100本で49万ドン、1本あたり4,900ドン(約25円)と格安です。

各ペン先はフエルト製で、太字と極細が選べます。

今回主に使用するのは太字の方です。太さは強弱で変えられますが、いわゆる筆ペンのような毛ではなくフエルトのチップがついているタイプです。

書き味はそんなに悪くはありません。また水性なので重ね塗りも可能です。

期待通り、裏写りもしていません。これなら毎日描いているスケッチブックにも使用できそうです。

青だけでこんなにバリエーションがあって興奮しますが、問題はペンには色名も番号も振られていないので、一度ケースから取り出してバラバラにしてしまうと元の順番に戻すことができません。

早速FAHASAの文具コーナーに行って丸シールを買ってきて、

100本全部に番号を振りました。

その上で画用紙に100個のマスを書いて色見本を作成しました。

作画例

こちらの絵日記は初めてマーカーを使って描いたものです。ベタ塗りは色むらが多く、なめらかさも少ないので、普段使い慣れた固形水彩絵具の方が描きやすいと思いました。またグラデーションや色の滲みを使った彩色もできないので意外に水彩マーカーでの着色は難しいです。慣れの問題かも知れませんが。

全てをマーカーだけで描くのではなく、水彩画の中でポイント的に使用する方が良いかも知れません。

感想

良い点

  1. なんと言っても安い
  2. 水性なので裏うつりが少なく、スケッチブックの表裏に描くことができる
  3. 水分量が少ないので紙が反らない

悪い点

  1. 思った以上に塗った後の筆跡が残ります。色むらができやすいので平面のベタ塗りにはあまり向きません。
  2. 全体的に蛍光色が多く、普段はあまり使わない色が多くあります。
  3. 同系色の色の差が少なく、ペンが違っていてもほとんど同じような色のものが多くあります。

結論

うーん、今回は期待していたほどではなかったという感想です。実際に描いてみて思ったような筆さばきや色使いが出来ず、これなら普通の水彩絵具の方が描きやすいと思いました。ベタ塗りはむらができやすいので塗り絵にもあまり向かないように思います。
普段は固形水彩絵具を使っていますが、どうしても水を含んだ紙が反ってしまうので、マーカーでうまく描ければ良いなと期待していたのですが、期待通りにはいきませんでした。
ベトナムではなかなか画材の調達は難しいのですが、新たな画材も引き続き探していきたいと思います。

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