オンライン汎用データベースとして進化を続けるAirtableですが、本日、Airtableのデータベースをグラフ表示したり、Google Mapsで表示できるアドオンBlocks(ブロック)が発表になりました。
目次
Blocksとは
BlocksとはAirtableのアドオン機能です。Airtableの右上にあるBlocksをクリックするとブロックを表示させるためのサイドバーが表示されます。
ADD a blockボタンをクリックすると、様々なブロックが表示されます。
Blocksでできること
今日発表されたブロックでできることを紹介します。
Summary
レコーとのトータル件数をサマリー表示
Pivot table
Excelのようなピボットテーブルを表示
Search
テーブル全体を検索するサーチ機能。ビューを切り替えなくても検索ができるようになるので便利です。
CSV import
CSV形式のファイルインポート
Timeline
ガントチャートのような形でスケジュールを表示してくれます。
Org chart
組織図を作成
Chime
ビューにレコードとが追加、削除された時に通知を表示してくれます。
Time tracker
タスクにかかった時間を計測してくれます。
Batch update
複数のレコードを一括でアップデートします。納期を一括で変更したり、プロジェクト名を一括変更するなどの用途に使えます。
Translate
Google Translate APIを利用してAirtableの翻訳を行います。
3D Space
Airtableデータベース内で3Dモデリングを行うことができます。
Clearbit
Cleabit APIと連動してリード生成にデータを付与することができるようになります。
World clock
世界時計
Vision
Google Visionとの連携
Map
Airtableの住所フィールドを読み込んでGoogle Mapsを表示します。
Chart
Airtableの数値を元に様々なグラフを表示することが可能になりました。
Page designer
Airtableのフィールドをベースに帳票を設計し、PDFで出力をすることができるようになりました。これで見積書や請求書もバッチリです。
Record list
Airtableのビューをレコードリストとして表示してくれます。データベース本体から、重要なレコードだけを抽出して表示する時などに使うようです。
Contact import
コンタクトのインポート
Calendar import
カレンダーのインポート
XML import
XMLファイルのインポート
Description
データベースの詳細説明やアクションリストの表示など。
Color palette
カラーパレット表示
Google Hangouts
Google Hangout機能の追加
appear.in
appear.inビデオチャット機能の追加
まとめ
今回ブロック機能が追加されたことで、グラフ表示や帳票表示など、これまでAirtableでできなかったことがAirtable内で実現することができるようになりました。特に注目しているのはグラフ表示のChart、帳票設計のPage designer、Googleマップ連携のMapです。これらの機能が加わったことでAirtableを本格的な業務に利用することが可能になりました。またBlockは外部アドオン形式なので、今後、機能の追加が行われていくものと思われます。
尚、ブロックは3/31までテスト利用できますが、以降はプレミアムユーザーのみの機能となります。