1970年代初頭、サイゴンはウッドストックだった。CBC Bandの軌跡。

[vc_row][vc_column][vc_column_text]

CBC Bandは1960年台半ばから1975年まで、サイゴンで活躍したロックバンド。貧しい家庭に生まれた兄妹によるファミリーバンドであったが、米軍人や若者を相手にアメリカンロックを演奏して金を稼いでいた。[/vc_column_text][vc_video link=”https://www.youtube.com/watch?v=jk4r3Vj8p_k” title=”Tinh Yêu Tuyệt Vời (The Greatest Love)”][vc_column_text]

メンバーはリードボーカルのNam Loc、ギターのTung Ling、ギターのTung Vanの3名。

1971年4月8日、バンドの名を冠したCBC BARでプラスティック爆弾が爆発し、米兵1名と14歳の女性が爆殺された。この時、バンドはツアーで不在だったため難を逃れた。

1974年、インドへのツアーの中にオーストラリアへの亡命を申請するが却下。そのままインドチベット僧の保護のもとインドに滞在した。1975年サイゴン陥落後、アメリカ大使館に再度亡命申請を行い、承認された。渡米後はテキサス州ヒューストンに居を構えた。

2011年4月8日、再結成コンサートがヒューストンで行われた。[/vc_column_text][vc_video link=”https://www.youtube.com/watch?v=reAPjyVxLFQ#t=20″ title=”Con Tim Và Nước Mắt (Heart And Tears)”][vc_column_text]リードボーカルのBich Loanをフィーチャーしたロック。今でも色あせない音楽性があると思います。[/vc_column_text][vc_video link=”https://www.youtube.com/watch?v=FuT-MCo_qKY” title=”CBC Band: Live at the Saigon Zoo”][vc_column_text]1971年5月29日にサイゴン動物園で開催されたロックコンサートの模様。まるでウッドストックのようです。[/vc_column_text][vc_video link=”https://www.youtube.com/watch?v=E_dgtEHKvxI” title=”CBC Band: Band on the run”][vc_column_text]1974年CBC Bandはベトナムを離れ、タイ、バリ、マレーシアと渡り歩き、ついにインドのボンベイに到達した。この地でサイゴン陥落を迎える。1975年ニューデリーのアメリカ大使館に亡命を申請。認められ、アメリカに亡命した。映像は1975年7月15日に録画された亡命前の模様。このCBCニュースのレポートが亡命が認められるきっかけになった。[/vc_column_text][vc_video link=”https://www.youtube.com/watch?v=u7jIOcxRDgM” title=”CBC Band & Vietnam Vets Reunion”][vc_column_text]2011年ヒューストンで再結成コンサートが行われ、当時のメンバーや米兵が集結した。[/vc_column_text][vc_single_image image=”363″ img_size=”800×564″][vc_single_image image=”374″ img_size=”800×564″][vc_column_text]1971年4月8日、CBC Club (My Phuong Club)はテロリストによるプラスティック爆弾により破壊された。この時、バンドは出演しておらず難を逃れたが、米兵1名と14歳の少女が死亡した。クラブは現在のPhan Van Dat通りにあったようである。[/vc_column_text][vc_column_text]

[map lat="10.775345" lng="106.704997"]CBC Club(推定)[/map]

[/vc_column_text][vc_column_text]

参考リンク

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_masonry_grid post_type=”post” max_items=”10″ show_filter=”yes” filter_source=”category” arrows_design=”none” arrows_position=”inside” arrows_color=”blue” paging_design=”radio_dots” paging_color=”grey” loop=”” autoplay=”-1″ taxonomies=”4″ grid_id=”vc_gid:1475905750574-3df4c6e9-5bf9-7″][/vc_column][/vc_row]

関連記事

One Response

  1. 当時の南ベトナムというとゴディンジエムがいかに腐敗していたかみたいな話しかあまり聞くことはないですけど、こういう社会だったんですね。現代のベトナムにもロックとかヒップホップをやっている人たちもいることはいるんでしょうけど、どこにいるの?と思うくらい存在感ないですね。

Leave a Reply

最近の投稿

%d bloggers like this: