GOOGLE FONTS VIOLATES GDPR, GERMAN COURT RULES.によるとGoogle Fontsをサイト内でエンベッド利用する場合はGDPR違反として最高€100の罰金が課せられる判決がドイツミュンヘン地裁で出たとのことです。
目次
なぜGDPR違反なのか
Google FontsはWEBサイトにエンベッドされる形で利用されていることがほとんどですが、裁判所の主張では「WEBサイトの閲覧者のIPアドレスがサイトを経由してGoogleサーバーに送信されている」ことが違反になるというものです。
GDPRに準拠しながらGoogle Fontsを利用する方法
多くのWEBサイトはGoogleフォントを自社WEBサーバーに保存せず、Googleサーバー上のフォントをエンベッドして利用しています。そのため閲覧者のIPアドレスがGoogleサーバーに送信されてしまいますが、Googleフォントをエンベッドせずに自社サーバー上に保存すればIPアドレス送信の問題が解消されます。
Googleフォントを自社サーバー上にホストする方法はいくつもありますが、簡単な方法を2例あげておきます。
Blocksy
https://creativethemes.com/blocksy/
WordPressテーマとしてポピュラーなBlocksyテーマではフォントオプションを設定することができます。この設定ではGoogleフォントを指定することもできるので、GoogleフォントをダウンロードしてWEBサーバーにアップロードし、Blocksyから指定をしてやれば問題は解消されます。
Elementor
ページビルダーとしてElementorを利用している場合、Elementor>Custom Fontsからカスタムフォントをアップロードすることが可能です。
まとめ
Google Fontsを円ベッド利用することがGDPR違反になるということが分かりました。今後はサイト上で使用するカスタムフォントはサーバー上にローカルホストする必要があります。