ウクライナ戦争の「30枚の銀貨」

30枚の銀貨とは

30枚の銀貨とはWikipediaによると

銀貨30枚(ぎんか30まい、英語:Thirty pieces of silver)とは、新約聖書に登場する象徴的な器物の1つ。マタイによる福音書26:15によれば、イスカリオテのユダはイエス・キリストを裏切った代価として銀貨30枚を得たという。最後の晩餐の前に、ユダは祭司長のところに行って銀貨30枚と引き換えにイエスを引き渡すことに同意したが、後に後悔の念に苛まれてそれを返そうとしたとされる。

というキリスト教の逸話に基づくものです。つまり

30枚の銀貨が象徴するものは、政治家や芸術家が自身の原則や理想を経済的利益と引き換えに売り払ったと非難する

ために使用されるわけです。

ベラルーシの外交官がウクライナを撤退するときに渡された30枚の銀貨

以下の映像は3月18日、ベラルーシのイハル・ソコル大使がウクライナから撤退するためモルドバに向けて出発したとき、ウクライナの国境警備隊員が彼に「銀貨30枚」を渡そうとするシーンです。

この映像は現在ウクライナの最前線で取材活動を続けるRadio Free Europe/Radio Libertyによるもの。
戦闘シーンではありませんが、戦争のもたらすリアルな緊張感が映像におさめられています。

ベラルーシ大使の撤退はウクライナ戦争へのベラルーシ参戦の予兆か?

ワシントンの保守系政治メディアWashinton Examinerは下記の記事で駐ウクライナベラルーシ大使の撤退はベラルーシがウクライナ戦争に参戦する予兆ではないかと記事を書いています。

Belarus ambassador’s departure from Ukraine signals expansion of war

ロシア軍はベラルーシ国内からキエフに向けて進軍をし、ベラルーシ国内から巡航ミサイルを発射していますが、ベラルーシ軍は現時点では直接戦闘に参加はしていません。参戦国が増えると戦争が拡大することが懸念されます。

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