COVIDは会社の実績や家計にも大きな影響を与えましたが、ようやく世の中が回復してお金が回り始めるようになりました。これまでの長い人生で家計簿をつけることなどはなかったのですが、ここ5年間くらいは家計簿をつけていて、徐々にお金も貯まるようになってきました。そして何よりもお金にまつわる不安とストレスが低減されました。
目次
家計簿の費目をシンプルに
私の家計簿は極めてシンプルです。費目は
- 食費
- 生活必需
- 趣味娯楽
- その他
の4つだけです。その他はほとんど使わないので、食費、絶対必要(生活必需)、そうでもない(趣味娯楽)の3分類をするだけです。
欲望のコントロールという観点で仕訳ける
家計簿をつける目的は、自分の出費が生活をしていく上で絶対に必要なものなのか、それとも、当面なくても大丈夫なものなのかを見極めるためです。
つまりお金の使用目的が絶対に必要なものであればそれだけ分のお金を用意しなければなりませんし、欲望をコントロールできるのであれば当面そのお金を使う必要はありません。
何か新しいものが欲しいという欲望は一時的な場合が多いように思います。しばらく放置しておけば関心が他に向かっていき欲望が薄れることもあります。
絶対に必要なもの
- 食費
- 水道光熱費
- 交通費
- 通信費
- 散髪代
など
なくても構わないもの
- 衣服費
- 交際費
- 旅行費
- 趣味(画材やカメラなど)
など
欲望を基準に費目分けをする
食費
生活をしていく上で食費は絶対に必要なので費目のトップに設定しています。
同じ食費であっても、仕事で出かけた先で食べたランチは食費に計上しますが、知人と一緒に食べた夕食は趣味娯楽に計上します。
昼食を取ることは必要ですが、知人と楽しむための夕食は必要なければ断ることができるからです。
また外食はほとんどの場合は趣味娯楽に計上しています。わざわざ外食をしなくても自分で作れば生活は維持できますし、それでも外食をするのであればそれは娯楽だと捉えるべきです。
生活必需
家賃、電気代、通信費、交通費など生活を維持していく上で絶対に必要なものです。
中でも電気代、通信費、交通費などは工夫次第で費用を節約することが可能です。絶対必要だからといって気持ちを緩めず、固定費を削減する努力が必要です。
趣味娯楽
生活を維持する上では絶対に必要なものではなく、欲望をコントロールすることで節約することができます。例えば、AEONで購入した小物入れ(80,000VND)はあれば便利だということで購入しましたが、なくても当面の生活には困りません。
この「あれば便利」だという気持ちが曲者で、買ったとしても大体は期待以上の便利さは手に入れることはできません。
交通費は生活必需に入れていますが、例えばキャンプ場に行くために乗ったバス代は趣味娯楽です。
同じバス代、同じ食事代であっても欲望という観点から仕訳を変える点がポイントです。
その他
欲望を基準に費目を分ければ「その他」という費目は不要ですが、どうしても残高が合わない時などのためにその他という費目を計上しておきます。
いつ家計簿をつけるのか?
私は毎朝、ウォーキングから戻ってきてから仕事を始める前に家計簿をつけるようにしています。
就寝前はあまり頭も回っていませんし、家計簿をつけた後に出費があったりするのも気持ちが悪いので、朝イチで前日の出費を計算します。
その日お金を使い始める前に、今いくらの現金が手持ちであるのかを計算するのが必要で、家計簿の残高が合っていない状態で新たな出費は行わないというのがルールとなっています。
預金やクレジット
家計簿では預金やクレジットは扱いません。というより、そもそもクレジットカードは使用することをやめました。どうしてもオンラインで決済が必要なものだけデビッドカードで支払いを行います。
集計はGoogleシートで
私の場合1年を52週に分けて週単位で家計を管理しています。日々の詳細は測量野帳に記述して、集計値はGoogleシートに記述しておきます。
こうすることで年間のお金の流れを一目で把握することができるようになります。
転記作業は毎週月曜日の午前6時半から行っています。
まとめ
長年、家計簿をつけることが続かなかった理由は、仕訳の基準が曖昧だったためでしたが、基準を「自分自身の欲望」にしたことで非常に明快でわかりやすい家計となりました。
自分が本当に楽しいと思うことに対しては出費は惜しみませんが、お金を使うほどのことでもないと思うことは我慢をするようにしています。
最初の頃は辛く感じていた我慢も、だんだん家計簿に慣れてくるとこれは不要だと切り捨てることができるようになります。その頃がお金が溜まり始めるターニングポイントではないかと思います。