かなり前に読んだ本なのですが、今日ウォーキングをしながらこの本のことを思い出していたので感じたことをメモしておきます。
昨夜は夜中の2時ごろに足がむず痒くて目が覚めてしまい、2時間ほど悶々と寝られない時間を過ごしました。起床もいつもより1時間ほど遅くなってしまいましたが、それでも始業までは2時間以上あったので30分だけウォーキングに出かけました。
朝目が覚めてすぐに歩き出すと、ぼーっとしていた頭がクリアになり、10分も歩けば体も温かくなってきます。歩きながらいろんなことが心の中に湧き上がってきますが、それらの想いや考えに心が引きずられないようにしながら、歩みの一歩一歩に集中するようにしています。
人間は面白いもので、周囲の環境や出来事に反応している自分と、その反応している自分を見つめている自分の二人の自分が同時に存在しています。見つめられている自分とは普段自分が認識している自分ですが、(分かりにくい表現ですみません)、見つめている自分はその自分を少し斜め上から俯瞰して自分を見ている自分です。
瞑想やマインドフルネスは呼吸や体に精神を集中させながら、いろいろな想いにとらわれている自分を意識的に見つめる修行ですが、まさに反応しない自分を鍛えていく方法であると思います。
私たちはいちいち環境や出来事に反応して、怒ったり、悲しんだり、不安に思っていたらいつまでたっても心の平和が訪れません。仏教やマインドフルネスはそれらをコントロールする術を教えてくれているように思います。