もう購入してしばらくたちますが、ロックダウン下のホーチミン市で浄水器や水質に関する話題が多くなっていたので、久しぶりXiaomiのTDS水質検査ペンを取り出してきました。
目次
TDS(Total Dissolved Solids:総溶解固形物)とは?
TDS(Total Dissolved Solids:総溶解固形物)は、水の中に溶け込んだ無機塩類(主にカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、重炭酸塩、塩化物、硫酸塩)と水に溶解する有機物の濃度の総計を示し、数値が低いものほど不純物が少ないことを意味します。TDS値は水質の指標を示すひとつの基準となります。。
https://ogawaseiki.info/application/workshop/tds-explanation-2/
XiaomiのTDSペン
XiaomiのTDSペンはペン先を水中につけるだけで不純物の濃度を簡単に計測することができます。こちらは2〜3年前にホーチミン市のXiaomiショップで購入しました。
当時は引っ越ししたばかりで、ローカルアパートの水質が気になったため購入したものです。
キャップを外すとセンサーが見えます。この部分を純度を調べたい水につけるとPPM表示してくれます。
計測結果
調査対象 | PPM |
---|---|
水道水 | 51ppm |
日本製浄水器 | 48ppm |
Sawyer浄水フィルター | 49ppm |
Sawyerについては以前記事にしましたので下記を参照してください。
結論から言えば、不純物は水道水もフィルター水もほとんど変わりはありません。ほぼ誤差の範囲と言って良いでしょう。また以前Lavieなど売られている水も調べてみましたがppm数はあまり変わりありませんでした。
では、水道水をそのまま飲めるかといえば、私の結論はいったん煮沸すれば大丈夫という考えです。
実際、ホーチミン市の浄水場は日本企業が入っていてほぼ東京と変わらないレベルだということを聞きました。ただ、排水管の品質が悪かったり、浄水タンクのメンテナンスが悪かったりする可能性が高いため、生水は飲まない方が良いという判断です。
純水は良いのか?
数値化されるとどうしても濃度が低い水を摂りたくなるのが心情ですが、0ppmの純水なら安全かといえばそうでもありません。
純水は半導体の製造工程などで必要なため製造されていますが、飲料水としては適していません。なぜなら純水は体内のミネラル分を溶かしてしまう可能性があり、ハングリーウォーターとも言われているからです。
まとめ
私の考えでは、ホーチミン市の水は皆が思っているほど汚くはないが、東京にしろホーチミン市にしろ、都市の水は途中で汚染されている可能性があるので、煮沸をするかフィルターを通した方が良いという考えです。
今はフィルター水を沸かして飲んでいますが、以前は蛇口の水を沸かして飲んでいました。それでも体を壊したことは一度もありません。(長期的な影響は不明です)
水道水をジャバジャバ飲むことはお勧めしませんが、神経質になりすぎる必要はないと思います。