(6)Ke GaからLa Giへ。6時間30分30.12km

ホーチミンから戻り、ウォーキングを再開しました。Ke GaからLa Giへの道のり30kmは荷物が軽くなったので快調でした。

ファンティエット

ファンティエットのホテルを午前6時半にチェックアウト、約2キロ先のバス停まで歩いてきました。昨晩、ホテルでバス停を教えてもらっていたのですが、実際に現地に行くと違うバス停だと言うことで少し焦りましたが、現場にいた母娘2人組に手伝ってもらい、スムーズにバスに乗ることができました。

Ke Ga行きのバスは古いミニバスでしたが、快調に海岸線の道を飛ばして行きます。

途中、道に迷って苦労した場所、宿泊する場所がなくてテントを設営した海岸、道端で休んでいたら親切にココナツをもいでくれた庭師のいたリゾートホテル、歩いている時に声をかけてくれたガードマンの男性(本人を再び見ました)、ホーチミンまで歩いて行くと言ったら大げさに驚いたおばさんのカフェ、まるでいちど観た映画を再び鑑賞したかのように車窓を見慣れた風景と思い出が通り抜けて行きます。たった1日半前の出来事なのに、もう何年も会わなかった人にばったり街で会ったような懐かしさを感じました。

Ke Ga

一昨日ホーチミンへ戻るためのバスを待つために12時間も粘って座っていた(そして公安に根掘り葉掘り聞かれた)カフェに到着したら、相変わらず大人数の村人たちが博打に興じていました。
一昨日、お世話になったお礼にお店の5、6歳の娘のためにファンティエットの路上でちょうど売っていたバレンタインチョコレートを買ってきたのですが、本人がいなかったので店の若旦那に差し上げたところ、びっくりしたようなはにかんだ顔をされました。今ごろあの女の子は喜んでくれたでしょうか?

ドラゴンフルーツ

Ke GaからLa Giへの道は海岸線より少し内陸部に入ったところにあり、延々と直線道路が続きます。沿道には影になるような木が全く生えていないため、強い直射日光を浴びながら歩くことになります。終始日傘をさして歩いていましたが、傘がなければおそらく脱水症状になっていたでしょう。

このあたりはヌクナムとドラゴンフルーツが特産品です。ドラゴンフルーツはホーチミンでも比較的安いので私もよく買って食べますが、夜に畑のそばを通って知ったのは、夜間照明を使って栽培してると言うことでした。思った以上に手間がかかっている果物で、今度ホーチミン市に戻った時はもう少し大切に食べようと思いました。
途中、珍しくドラゴンフルーツの花が咲いてるのを見ました。実は毒々しいピンク色ですが、花は可憐で清楚な白色でした。

6時間30分 30.12km

一昨日ギブアップした時は荷が重くてどうしようもありませんでしたが、さすがに5キロ近い減量をしたので、荷が重くて歩けないと言う事はありませんでした。
Ke GaからLa Giまではこれといった街もなく、お店もほとんど閉まっていましたが、交通量は意外に多く、おそらくホーチミンやブンタウから来ているバイクや車だと思います。

車と同じ方向を歩けば良いのか、対向車線で歩けば良いのか少し迷いましたが、このあたりは直線で見通しが良いため、対向車が来る車線を歩いた方が車が避けてくれるのかどうかを確認することができます。車と同じ車線を歩いてしまうと、いきなり背中から追突される可能性もあるので、対向車線を歩くことにしました。

途中あまりの暑さにスピードが落ちてしまったものの、トータルでは1キロ12分台で歩き通すことができました。La Giに到着した時も、あと2時間10キロ合計40キロはいける感じでしたが、今日はスタート時間が遅かったのでこれでやめることにしました。

La Giの町を訪れるのはこれが2回目です。前回は数年前にダラットからファンティエットを経由して自転車で旅行した時に訪れたのですが、前回同様、街は既にお店も開いて賑わっていました。
この街は漁師の街として有名で、港には大量の漁船が係留されています。見渡す限りの漁船は見事なものです。もしこの街を訪れる機会があれば、ぜひ港をご覧になられることをお勧めします。

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