年末を第9を聴きながら過ごす人のためのお勧めYouTubeビデオ9点

あっという間に2017年も終わろうとしていますが、年末は第9を聴きながら過ごしたいという人のためにYouTubeからベートーベンの第9を9点セレクトしてみました。

The Berlin Celebration Concert – Beethoven, Symphony No 9 Bernstein 1989

https://www.youtube.com/watch?v=IInG5nY_wrU

1989年12月25日、東西ドイツ・アメリカ・ソ連・イギリス・フランス・合同編成のオーケストラで演奏された伝説の演奏。歌詞の“Freude(喜び)”は“Freiheit(自由)”に変えられています。感動的な演奏ですが、今となっては音と映像品質が低いのが残念です。

Beethoven: Symphony No.9 in D minor – Wiener Philharmoniker, Christian Thielemann (HD 1080p) 👍

https://www.youtube.com/watch?v=EsqhYCHYzYA

クリスティアン・ティーレマン=ウィーン・フィルの演奏。最近の演奏なので1080P HDで音も映像も良いです。巨大な体躯を折りながら床に向かってタクトを振るティーレマンの熱演です。最近一番よく聴いている演奏ですが、ティーレマンは確実に巨匠に向かって歩んでいると思います。

Beethoven – Symphony No. 9 (Proms 2012) 👍

https://www.youtube.com/watch?v=sJQ32q2k8Uo

Proms 2012年のバレンボイム=ウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団の演奏。バレンボイムはもう完全にピアニストから指揮者に変わりましたね。最近イスラエルがまた注目されていますが、ウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団はイスラエルとアラブ諸国の団員から構成されるオーケストラです。

Ludwig Van Beethoven Symphony No.9 ( Copying Beethoven)

https://www.youtube.com/watch?v=J3F0SD_zIkw

70分の演奏は辛いという人のために映画「敬愛なるベートーヴェン」からの一節。耳の聴こえないベートーヴェンが演奏後、万雷の喝采に気づかずに演台に立ち続けている姿が印象的でした。

Beethoven Symphony No 9 Herbert von Karajan

https://www.youtube.com/watch?v=CawzzUalXvI&t=3355s

カラヤンは貴族的な言動やマスコミの影響で1流ではあるが超一流ではないという印象があるので、損をしているなと思います。この映像も実際のコンサートではなく、今風に言えばクラシックのミュージックビデオのようなものですが、やはり計算し尽くされたという感じの演奏です。

Beethoven: Symphony no. 9 “Choral” (Furtwangler, Bayreuth 1951)

1951年フルトベングラーの名盤です。音が悪いので70分間緊張を保ち続けることができず、個人的には苦手な演奏なのですが、エンディングに向かって突き進んでいくパワーはすごいですね。

Beethoven: Symphony No.9 / Ozawa Saito Kinen Orchestra (2002 Movie Live)

https://www.youtube.com/watch?v=VS6TEQ_z2wc

もはやこの方も世界の巨匠となりました。小澤征爾の2002年サイトウ記念オーケストラでの演奏です。サイトウキネンフェスティバル松本もセイジ・オザワ松本フェスティバルに改称しましたし、ぜひ長く続けていただきたいと思います。

Proms 2017 – Beethoven: Symphony No. 9 ‘Choral’ [Xian Zhang, BBC NOW]

最近のクラシック界は中国勢の進出が目覚ましいですね。Xian Zhang(シャン・ジャン)は中国丹東市出身の女性指揮者です。初めて映像で見ましたが、全体的に速すぎるのではないでしょうか?もう少しタメが欲しいように思います。

Beethoven: Symphony No.9 / Asahina Osaka Philharmonic Orchestra (2000 Movie Live) 👍

https://www.youtube.com/watch?v=vV9TIAZIqc4

最後は日本が誇る巨匠、朝比奈隆の第9です。この時すでに94歳だったそうですが、年齢を感じさせない、若々しい演奏にベートーヴェンに対する朝比奈の思い入れと感動があります。お勧めです。

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