睡眠不足注意。ザ・グッド・ワイフ/ザ・グッド・ファイト全シーズンは、アメリカの今を知るための絶好の教材だ。

The Good Wife & The Good Fight全シーズンを見終わりました。毎話、スピーディな展開であっという間に見終えてしまい、いまはグッドワイフ ロスのような状態です。単に話の展開が面白いだけでなく、現代アメリカの弁護士界についても理解が深まりました。

The Good Wifeとは

The Good Wifeは2009年9月から2016年5月までアメリカCBSで放映されたドラマシリーズです。主演はジュリアナ・マルグリーズで、このシリーズを通じてゴールデングローブ賞を受賞。プライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ部門作品賞および主演女優賞にノミネートされました。

製作総指揮はリドリースコットで、助演俳優、女優もそうそうたるメンバーです。

アメリカのシカゴにある弁護士事務所を舞台に、主演のアリシアフローリックが様々な事件に対応していく一方、夫や家族との関係が描かれています。

一話完結型だが二つのストーリーが同時進行

一つ一つのストーリーは基本的に弁護事件をテーマに語られていて、勝訴する場合も敗訴する場合もあります。訴訟社会だと言われるアメリカではこんなことまで訴訟の対象になるのかと思うような事件も扱われていますが、ネット社会の進展で起こるような問題やアメリカの政治社会が描かれていて、日本のマスコミを通じて理解しているアメリカ社会とはかなり違った側面が理解できます。

また大手弁護士事務所という舞台での昇進や左遷といった泥々としたビジネス社会も描かれていて、ステレオタイプでないアメリカ社会の現実が描かれています。

このシリーズの面白いのは各話完結型のストーリーと全体を通しているアリシアの女性としての自立というテーマが同時進行で語られており、まるで2つのストーリーを追っているような感じです。

シーズンが進むと社会も進化

シリーズがスタートしたのは2009年で7年間続いたわけですが、最初の頃に使用していたスマホガラケーやBlackberryでしたが、終盤はiPhoneに変わっています。使用しているパソコンもPCからMacに変わっています。ほぼ10年前と比べて、世の中がどれだけ変わったのかを実感しました。7年間の時間は俳優たちも自然に歳をとるわけで、最初のシーズンの頃を改めて見ると皆んな若くて灌漑深いです。

アメリカの社会がよくわかる

私たちが知っているアメリカ社会はマスコミを通じて知っているつもりになっているものですが、このドラマを見るとそれが断片的なものだということがわかります。例えばアメリカの法廷では言論の自由(アメリカ合衆国憲法修正第1条)がとても重要な法律として描かれていて、日本の言論の自由とは比較にならなほど強い権限を持ったものであるということがわかります。トランプとマスコミの軋轢が話題になりますが、修正第1条が存在することでジャーナリストの社会的な地位がそれだけ守られているということだろうと思います。

また意思決定のプロセスも日本のように阿吽の呼吸で物事が決まるのではなく、誰が何をどう決定していくのかが大変興味深かったです。

個性的な脇役たち

このドラマシリーズでは主演のアリシア・フローリックの成長と変化よりもむしろ脇役たちのストーリーが面白く、好きになりました。

個人的に好きなのはダイアン・ロックハート、ケイリー・アゴス、カリンダ・シャルマ、デヴィッド・リー、イーライ・ゴールド、エルズベス・タシオニたちです。皆、一癖も二癖もあるのに、憎めない人々です。

こういう人たちと付き合っていくには相当な人間的なパワーが必要だろうと思いました。

ザ・グッド・ファイトシリーズ

ザ・グッド・ファイトシリーズはグッド・ワイフのスピンオフシリーズですが、今年まで放映されていたシリーズなのでストーリーも新しく、トランプ政権や#MeToo運動など最新の話題も盛り込まれています。ここまで現政権にNOを突きつけるような話は、日本の御用マスコミでは絶対無理です。

主役はダイアンロックハートに移っていますが、意外な女性らしさに好感を感じました。

 

日本でも常盤貴子主演で放映予定

このシリーズは来年の1月からTBS日曜劇場でリメイクされるそうです。アリシア役には常盤貴子が予定されているとのこと。

しかしそもそも社会的なバックグラウンドが異なるので、日本という舞台でどのような話が展開できるのかが興味深いところです。

まとめ

このシリーズはアマゾンプライムビデオで、全ストーリーを無料で視聴することができます。ベトナムからでも問題なく見ることができました。出張中は飛行機の中でも観たりして、ここ数ヶ月は本当に楽しめました。

また同じ出演者の会話を聞き続けてきたこともあって、後半は字幕なしでも内容を理解することができるほど英語のヒアリング強化にも役立ちました。

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