ツッコミどころの多い記事なので突っ込んでみた>ビナサンタクシー、車内でザボンを販売―運転手の収入増加支援策 [経済] – VIETJOベトナムニュース

情報源: ビナサンタクシー、車内でザボンを販売―運転手の収入増加支援策 [経済] – VIETJOベトナムニュース

Viet-Joに掲載されていた「ビナサンタクシーでザボンを販売」の記事がツッコミどころが多い内容だったのでブログに書いて見たいと思います。

ビナサンタクシー[VNS](Vinasun)はこのほど、タクシー車内でザボンの販売を開始した。ザボンが2個入った袋を運転席の後ろに吊るし、運転手が宣伝係となって販売する。

日本ではありえない話です。運転手は運転に専念してより早く安全に目的に到達することが求められますが、そもそも、まともな運転ができない運転手に宣伝係をさせるなどというのは本末転倒です。宣伝係をさせる前に、道を間違える、一方通行であることを知らない、渋滞に毒づく、渋滞を避ける目的でお客に断りなく遠回りする、お釣りを渡さない、携帯で話しながら運転する、などといった基本的な事柄を改善してくれることを望みます。

今ではほとんど見かけなくなりましたが、数年前まではバスの中で物売りが車内販売をしていました。30cm近くもある超巨大な100円ライター(←超危険)や高島易断のような本を売りつけられそうになったことが印象に残っています。

ザボンは、ビナサンタクシーのダン・フオック・タイン会長が経営するタムタン社が栽培したもので

おいおい、会長の副業を社員にやらせるんですか?こんなことを東京でやったらすぐにメディアに叩かれるはずです。

ビナサンのタ・ロン・ヒー副社長によると、これはタイン会長による運転手の収入増加支援策で、売上の20%が運転手個人の収入になる。1日当たり5万~10万VND(約251~503円)が平均的だが、時に30万~40万VND(約1510~2010円)に達する日もある

ザボンは売らなくて良いので優良ドライバーに対して高給で待遇してあげてください。その方がよっぽど顧客のためにも、会社のためにもなるはずです。

同社の2016年の売上高は4兆3050億VND(約216億円)で目標に届かず、税引き後利益も2956億VND(約14億9000万円)と前年を下回っている。

そもそも上に書いたような理由でよほどの理由がない限りはビナサンやマイリンタクシーには乗らず、Grabを使うようにしています。気持ちよく目的地について、きちんと釣銭も戻してくれるGrabに対して、ビナサンのサービスは明らかに劣っています。

日本では近距離乗車が成功をおさめているようですが、いずれベトナムでも公共交通機関の競争は激しくなると思います。その時に今のレベルでサービスを提供し続けていれば競争に勝ち残れないのは明らかです。

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