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WEB汎用データベースの #Airtable がVer2にアップグレード。本当に使えるアプリなのでおすすめします!

汎用WEBデータベースで無料で使えるAir TableがVer2にアップデートしています。 今回のアップデートの主な内容は次の通り: ギャラリービュー レコードをこのようなグリッド形式で表示させることができるようになりました。 グループビュー レコードをグループ毎にまとめて表示させることができます。グループ毎に集計も可能になりました。またレコード行をドラッグ&ドロップすることで別のグループへの移動も容易にできます。 Windows, Mac,  Android版のアプリが登場 こちらのスクリーンショットはMac版アプリから表示したもの。ローカルでのデータベース操作が速くなることが期待されます。 まとめ 1000レコードまで無料で使えてグループでの共有も可能なAir Tableは小規模な業務にも十分使える素晴らしいWEBサービスです。どんどん進化しているのでこれからが楽しみです。

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汎用オンラインデータベースのTransposeが12月9日でサービス停止に

以前当ブログでも紹介した汎用WEBデータベースのTransposeが12月9日でサービスを停止するようです。 汎用WEBデータベースの世界はこのところ急速に進歩してきており、将来的には業務システムとして広まっていくのではないかと思いますが、市場が成長する前に力尽きてしまったようです。 ユーザーは12月9日までにデータをダウンロードするよう求めています。残念な結果です。

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そろそろFileMakerの時代も終わりだと思う。クラウド型データベースに取って代わられる日も近いのではないか。

長年FileMakerを愛用してきました。1980年代の後半から使っているのでほぼ30年ちかくFileMakerを使ってきたことになります。FileMakerコンテンストで入賞してMacbookをもらったこともあるし、仕事で業務用のデータベースを作成して喜んでいただいたこともありました。 わが社でも長年、業務管理の中心はFileMakerで行ってきており、これがなければ仕事が回らないほどでした。 FileMakerの良い点は特にプログラミングの知識がなくてもスクリプトの組合せでかなりの業務を自動化できること、多彩な画面レイアウトで使いやすい業務アプリができるという点でした。開発知識はなくても業務を知っている人間が少し頑張ればかなりの業務の自動化が可能です。 数年前にFileMakerが売り切り方式ではなくて、年間ライセンス契約方式になってからバージョンアップはやめていましたが、もしまじめにライセンスをしたら10人で毎年159,000円も支払わなければなりません。これは零細企業にはかなりの痛手です。 今回、FileMakerを中心とした業務システムを順次クラウド型データベースに移行し始めています。いくつかのWEBアプリを検討して、AirTableが一番わが社の業務に合っているなと感じました。ただし帳票関係はWEBアプリの苦手とするところなので、この部分はまだまだFileMakerの方に軍配が上がります。 なんといってもFileMakerはFileMakerだけの閉ざされた世界であるのが辛いです。GmailやGoogleスプレッドシート、経理システムのXeroやプロジェクト管理システムのAsanaなど、世の中がAPIを使ってシステムのオープン化、連携化を進めているのに、FileMakerだけ孤高の世界を築いているようではもう駄目だと思うのです。 もしFileMakerが本気をだしてクラウド型のデータベースに戻ってくればまた考え直すかもしれませんが、Appleは本当のところFileMakerをどうするんでしょうかね? 知らない人も多いですがFileMakerってAppleの一部門なんですよ。 新型iPhoneやApple Watchも重要ですが、伝統あるFileMakerをこのまま生殺しにするんでしょうか・・・。iCloud共有型のデータベースプラットフォームとかに再生してくれれば、また違った展開が生まれると思うのですが・・・。

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【仕事に役立つ】汎用型クラウドデータベース #Airtable #Fieldbook #Transposeを比較してみた

汎用型クラウドデータベースとは AccessやFileMakerのような小規模データベースをクラウド上に作成することができるWEBアプリケーションです。昨年あたりから米国を中心にクラウドデータベースがローンチされるようになってきて、実用的に使えるようになってきました。これまでFileMakerで作成、運用していたデータベースをクラウドに移行することでより柔軟なデータベース共有が可能になりました。今回はその中でも主要なWEBアプリである Airtable、Fieldbook、Transposeを比較してみました。 汎用型クラウドデータベース導入のメリット 汎用型クラウドデータベースは会社、特に中小企業の生産性を大幅に向上させます。例えば顧客リストをExcelで作成した場合、全社員が参照可能なExcelを作成することなど現実的ではありません。そこでGoogleスプレッドシートが良いとなるのですが、検索、ソーティング、フィルタリングなどデータをハンドリングするには一般人には敷居が高いのが現実です。 汎用型クラウドデータベースはデータベースとしての機能をもちながら、さまざまな形でデータを取り出すことができるので、業務効率をアップさせることが可能です。 社員が常に最新情報にアクセスして作業をすることができる 高速な検索、データの並べ替え、フィルタリング 業務フローに応じて作業の自動化ができる データに対してコメントを加えたりコミュニケーションを行うことができる 外部APIと連携して様々な事務作業のオートメーション化が図れる   価格&サービス比較 3つのサービスともに無料で使用開始することが出来ますが、本格的に使用する場合はサービス価格等に差があります。 AirTableは作成できるデータベース数に制限はありませんが、1データベースあたり1200件までの制限があります。 Field bookは基本的に無料サービスで10,000 API Call/月以上は$10/月という太っ腹な価格設定。 Transposeは14日間の試用期間後は課金されます。価格は$9.99〜$29.99/月 尚、いずれの価格も一人あたりの単価なので、10名近いスタッフで共有する場合は結構な金額になります。 Air Talbe Fieldbook Transpose 価格 $12/月~$24/月 10,000 API Call/月以上は$10/月 $9.99/月~$29.99 試用期間 1データベース1200件まで無料。 基本的に無料 14日間の試用期間あり フィールド定義 データベースの肝はなんといってもどのようなフィールド定義が準備されているかということです。 TransposeはGoogleマップ上のロケーションやタイマーなど多彩なフィールド定義が用意されていますが、正直あまり使いこなせないかと思います。 Fieldbookはごくシンプルなフィールド定義ですが、正直この内容では本格的なデータベースは組めません。 AirTableは必要十分といったところでしょうか。 Air Table Fieldbook Transpose テキスト ◯ ◯ ◯ テキストエリア ◯ ☓ ◯ 数値 ◯ ◯ ◯ 通貨 ◯ ◯ ☓ パーセンテージ ◯ ◯ ☓ URL ◯ ◯ ◯ 日付 ◯ ◯ ◯ 時刻 ◯ ☓ ◯ 日付と時刻 ☓ ☓ ◯ Email ◯ ◯ ◯ 電話番号 ◯ ☓ ◯ Yes/No チェックボックス ☓ ◯ 単一選択 ◯ ◯ ☓ 複数選択 ◯ ☓ ◯ ファイル添付 ◯ 画像 ◯ 自動連番 ◯ ☓ ◯ ロケーション ☓

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PCからもiPhoneからもアクセスできてメンバー共有も可能なオンラインデータベース #Airtable は仕事効率化の強力なツールだ。

クラウド対応のカード型データベースソフトのAirtable。なんで今まで知らなかったのかと後悔するほど素晴らしいWEBアプリです。数日間使ってみてこれは使い物になると感じましたのでレポートします。ちなみに1データベースあたり1,200レコードまで無料で使えます。 登録方法 https://airtable.com/からEmailアドレスとパスワードを設定するか、Googleアカウントでサインアップします。 ダッシュボードは非常にシンプルな画面でデータベースの一覧表示のみです。最初は何もデータベースが登録されていませんから、画面上部のBrowse Templateからテンプレートを選んで試してみると良いでしょう。 何ができるのか 基本的なデータベースの要件はすべて準備されています。 Single Line Text(1行のテキスト) Long Text(複数行のテキスト) Attachment(画像等の添付) Checkbox(チェックボックス) Multiple select(複数選択) Single select(単一選択) Date(日付) Phone number(電話番号) Email(Emailアドレス) URL Number(数値) Currency(通貨) Percent(パーセント) Formula(数式) Rollup(ロールアップ。おそらく連動したテーブルの値の要訳表示) Count(カウント) Lookup(リレーションされたテーブル値の読み込み) AutoNumber(自動付番) Barcode(バーコード) これだけのフィールドが用意されていれば工夫次第でいろいろなことが出来そうです。 iOSアプリ iOSアプリもシンプルで直感的な操作で少し触ればすぐに分かります。 この画面は現在作成中のサイゴン・レストラン・データベースの一部ですが、これを作るのに10分かかりませんでした。 Googleスプレッドシートとの比較 わざわざ専用のデータベースを使わなくてもGoogleスプレッドシートで良いという意見もあると思いますが、Googleスプレッドシートで少しこったことをやろうとするとプログラミングの知識が必要になります。その点、AirTableはプログラミングの知識がなくてもある程度のことが出来てしまいます。やりたいことをするやるなら断然AirTableが簡単です。 APIで作業自動化 AirTableはAPIが公開されていますから、外部WEBアプリとの連携が可能です。Zapierを通せば、世界中の数百のWEBアプリと連動可能なので、かなりのことが自動化出来るのではないかと思います。現在、使用中のWEBアプリの連携化をAirTable経由で試しているので、後日レポートします。 まとめ 個人で使用してもOK、グループで使用してもOKの初心者〜中級者向けオンラインデータベースです。直感的な操作はFileMakerを思い出しますが、FileMakerより出来ることが少ない分、特別な技術がなくてもある程度のデータベースは組めます。 技術者ではないがオンラインで共有できるデータベースが必要という人にはぜひ薦めます。

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すべてを変えてしまうくらいのポテンシャルを持ったすごいWEBアプリ Transposeに出会った。これで今抱えている問題は全解決するのではないかと予感。

すごいWEBアプリに出会いました。Transpose.comです。 今まだ試用中ですが、現時点で分かったこと、良いと思う点をメモします。 オンラインRDB 基本的にTransposeはオンラインRDBです。AccessやFileMakerのようなデータベースをWEB上に構築することができます。利用方法は無限大。顧客リスト、取引リスト、販売管理、営業日報・・・ExcelやFileMaker、Accessなどで作成しているデータべーすならほぼすべてオンライン化と共有が可能です。 豊富なフィールドタイプ 基本フィールドタイプで16、アドバンスドフィールドタイプで15、合計31ものフィールドタイプがあります。RDBに必要なフィールドタイプはもちろんですが、住所をタイプするとGoogle Mapsからインクリメンタルに住所検索をしてMap上の位置を表示してくれるLocationフィールドや、タスク管理に使えそうなタイマーフィールドなんていうのもあります。 これらのフィールドを組み合わせればほとんどのWEBアプリは開発可能です。 柔軟なリレーション リレーションに関しては研究中ですが、リンクという形でソリューション(データベース)間の連携が可能となっています。例えば、タスク管理データベースを作成して担当者という項目(Assignee)を作成するとき、テキストフィールドではなくLinded Recordsで定義すれば、自分が作成したソリューションの中から該当する項目を検索してプルダウンから選べるようになります。とても柔軟な設計です。 仕事に使えるビュー設定 Transposeではデータを様々なビューで表示ができます。データをブロックのように表示するコンパクトビュー、リスト形式で表示するテーブルビュー、カレンダービュー、そして何と!カンバンビューがデフォルトで装備されています。これはプロジェクト管理やタスク管理がはかどること間違いなし。素晴らしい。 これ以外にもプレミアムユーザーになればAnalytics(分析)ビューというものも使用可能です。   コンパクトビュー テーブルビュー カレンダービュー カンバンビュー 使いやすい検索機能 検索条件の入力と検索結果の表示もうまく考えられています。データベース系アプリの命は検索の柔軟性と言っても過言ではありません。よく使う検索条件も保存をしておけますし、これならスタッフレベルでもデータの絞り込みや検索を時間をかけずに実行可能です。 豊富なパブリックライブラリ 自分ようのソリューションを作る前に、すでに多くのユーザーがソリューションをライブラリにアップしています。これらのソリューションを参考にして自分用にカスタマイズして使うことが可能です。   ネイティブアプリ iOS版のみの使用でAndroid版は試していませんが、オフラインで利用可能なネイティブアプリが無料で使用できます。この手のアプリはオンラインじゃないと使えないものが多い中、オフラインでも使用可能なスマホアプリが最初から用意されているのはありがたい。タスクリストを確認するだけなのにオンライン接続を待っていたらイライラしますものね。 素早いユーザーサポート 画面左下のヘルプからサポートに直接メッセージを送る事ができます。APIがオープンになっていないのかという質問を送ったところ、すぐに「今はAPIをオープンにしていないけど数ヶ月後にはオープン予定だよ」との回答がありました。迅速な対応に好感が持てます。   おまけ&まとめ: 1月1日にZapierとの接続が開始予定! 上のサポートとの会話で、Zapierと接続してくれればWordPressやXeroとの接続が可能になるのだけど・・・と伝えたら、なんと1月1日から接続開始の予定だそうです!!! これでもう無敵です。使用しているWEBアプリ、iOSアプリの半分くらいは削除できるかもしれません。長年望んでいたWEBアプリがとうとう登場したと感無量です。 本来はFileMakerあたりがこれをやるべきでした。しかし中途半端にローカルアプリを維持したまま年間契約方式に変えてしまったため、FileMakerを使用する利点がなくなってしまいました。 スクリプティング機能やチャット機能が加わればさらに言うことなしですが、現状でも乗り換える価値は十分にあると思います。UIもサポートも素晴らしいので、今後、ブレイクする予感大のアプリです。  

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マルウェアに感染してしまいました

昨日WordPressの管理画面からPost一覧に移動しようとしたら画面が表示されないという現象に遭遇、もしやと思いサーバー会社(heteml)に依頼して調べてもらったらものの見事にウィルス感染していました。

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3月16日電子書籍「海外事業を成功に導くクラウドマネジメント術」を出版します

このたび、電子書籍「海外事業を成功に導くクラウドマネジメント術」を上梓しましたのでご案内します。本書は海外で事業経営をする中で、ビジネスのクラウド化と自動化を実現する「クラウドマネジメント」についてまとめたものです。現在予約開始中で3月16日よりAmazon Kindleストアでご購入いただけます。

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チームで進める仕事のアドバイスください

あけましておめでとうございます。新年早々ですが「チームで進める仕事のアドバイスください」というタイトルのメールを頂戴しましたので、今回は私の会社で実践している内容をご紹介します。

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ベトナムでの日常業務をオートメーション化して、ベトナム人社員に依存しないためのシステムは何が良いのか?を10日かけて実証研究した結果

ご無沙汰しております。ほぼ10日ぶりのブログ更新となります。この間、何をしていたかというと会社業務プロセスのシステム化に取り組んできました。この10日間あまり、日常業務をこなしながら空いている時間を全て業務のシステム化に投入してきましたが、システム開発はかなり脳力を要求される業務であり、こんを詰めて開発を行ってきたのでとてもブログに割く時間と余裕はありませんでした。ようやく今週はじめに暫定的ながらカットオーバーすることができましたので、その内容と結果についてご報告したいと思います。 これまでの業務システムと問題点 これまで我が社ではAsanaを標準システムとして採用してきました。Asanaは非常にフレキシブルなシステムでプロジェクト>タスクのシンプルな構造、チャット機能との統合、快適な操作感、見やすいカレンダー表示など、申し分のないシステムで、15ユーザーまでは無料です。わが社では通常60案件ほどが同時進行しているので、何らかの情報共有ツールがなければ管理しきれません。ひどい場合は当日納期といった業務も発生します。緊急業務だということを社員に周知徹底するためにもAsanaのようなツールが欠かせません。 しかしAsanaの問題点は「フレキシブル」すぎる点にあります。Asanaの上で新たなプロジェクトを作成すると空の画面が作成されます。ここにタスクを一つひとつ入力して、各タスクを各人に配分するという「新たな業務」が発生してしまいます。プロジェクト毎に業務テンプレートを作成したこともありましたが、残念ながらAsanaのテンプレート機能は既存のプロジェクトを複製するというもので、この「複製」作業が人手に頼ってしまうことになります。 またAsanaにはメールを自動配信したり、プロジェクトに関連したメールを受信してプロジェクト毎に自動的に振り分けることはできません。社員がプロジェクトに関してどのようなメールを発送したのか、どのような回答が返ってきているのか、などをマネジャーとして把握しておきたいのですがこのようなCRM機能はAsanaには実装されていません。 Pros (Asanaの良い点) 15名まで無料 フレキシブルで柔軟性のあるシステム シンプルで簡単な操作 チャット機能 素晴らしいiPhoneアプリ Cons(Asanaの良くない点) 開発案件やデザイン案件のような不定形業務には向くが、繰り返し同じタスクが発生するような定型業務には向かない ワークフローの設計や条件分岐による業務フローのプログラミングはできない CRM機能はついていない AsanaのAPIはInstantではないので、Asana上の動作が他のクラウドシステムに反映されるまでは15分ほど待たなければならない AsanaはFacebookの共同ファウンダであるDustin Moskovitzが開発したシステムで、毎月のように進化をしています。しかしこのシステムは「かなりの能力を持った個人が共同作業する」ためのツールであり、システムの稼働を高品位に保つためには、メンバーの能力とモチベーションが高くないとシステムを維持することが困難です。わが社のように少人数にも関わらず、個人の能力やモチベーションが玉石混交の会社では、朱に交われば赤くなるではないですが、一人でもシステム上にバグとなるメンバーが存在するとシステムが破綻してしまいます。これが長年のストレスでした。 どのようなシステムを採用するか改めて勉強し直した そこで業務管理システムの見直しとトライ&エラーを繰り返しました。今回、検討の対象となったのは50近いクラウドシステムですが、特に以下のシステムが比較対象となりました。 Air Table     Airtableは当ブログでも何度か取り上げている汎用クラウドデータベースです。このサービスは本当に誰でも簡単にオンラインでデータベースを作ることができます。常時稼働している60案件近いプロジェクトを一覧で表示させることはもちろん、条件で絞り込んだり、並べ替えを行ったり、自由自在です。iPhoneアプリもなかなか良い出来栄えです。 しかし各プロジェクトの下には約20から30のタスクが発生するため、タスク管理にAirtableを使用しようとすると、一気に1,200〜1,800のタスクが発生してしまいます。これを数人のスタッフでこなしていくためには、Excel上に常時1,200から1,800行のスプレッドシートが存在するようなもので、途端に管理が破綻してしまいます。 数十から数百件レベルであればAirtableが使いやすいと思いますが、わが社での本格的な業務管理には向きません。 Trello Trelloの魅力は何と言っても「カンバン」方式のUIです。業務をステップ毎に分けてカード型のプロジェクトをドラッグ&ドロップするだけです。この簡単な操作感が玉石混交のスタッフ構成でも使えるのではないかと思います。特にTOYOTAが開発したカンバン方式を業務に取り入れることができるのはメリットです。長年、Trelloを業務に活かせないかと事ある毎に試してきたのですが、Trelloは未だにサブタスクを個人にアサインすることができません。ベトナム人の習性上、特定の「個人」にタスクをアサインしなければ誰も手を出そうとはしません。将来、Trelloのサブタスクに個人と期限がアサインすることができれば乗り換えるかもしれませんが、開発のロードマップ上にはないようです。やはりTrelloもある程度意識の高い人向けです。 Pipefy 今回、ネットを探し回って見つけたのがPipefyというアプリ。Trelloと同じかんばん方式で、しかもサブタスクに担当と期限を設定することができます。各ステージ毎にタスクの条件を設定して、条件をクリアしないと次のステージに進めないなどのフェールセーフをプログラムすることもできます。1ヶ月一人当たり7ドルという低価格も魅力的です。しかもZapierとの連携がよくできていて、すべてのアクションがInstant対応、つまり、Pipefyで行なった変更が直ちにZapierに反映されます。実は今回最後までPipefyを採用するかどうか迷ったのですが、システム的に若干バグがあるようなのと、やはりメール機能との連携が取れないために不採用となりました。今後のバージョンアップに期待したいアプリです。近々リリースされるとのことですが、モバイルアプリがないのも減点対象です。 Prosperworks ProsperworksはCRM for Gmailという別名があるくらい、G Suiteを導入している会社であれば親和性の高いCRMアプリです。一人当たり月間$49と価格もお高いのですが、Google本社も採用しているシステムだけあって、非常に使いやすいシステムです。本題から外れますが、今回、いくつかのアプリに試用版で登録したところ、アメリカ本国、インド、オーストラリアなどから売り込みの電話が直接入ってきました。WEBアプリの世界も競争が激化しているのだと思います。Prosperworksもクレジット登録まで行ったのですが、ネックになったのはZapier連携がInstant対応でないこと。新たな業務を作成してから、業務用のDropboxフォルダが生成されるまで最大15分待たなければなりません。システム上、待ち時間が発生するというのはとても大きなストレスです。CRM機能は大変充実しているのですが、業務の基幹システムとして使用するには役不足です。 Hubspot Hubspotは非常に多彩なマーケティング機能を持っていることが魅力です。インバウンド・マーケティングツールとしてよくできていて、自社サイトやFacebookなどと連動して見込み客を見つけてくれます。また自動化もかなりできるので、WEBを入り口にしてリードを作成し、クロージングまでのストーリーを立てながら業務の自動化を図ることができます。しかもCRM機能は無料。試しに、Hubspotに顧客登録した相手にメールを送れば、相手がメールを開いた瞬間に通知されるのは感動的でもあります。 しかしやはり「定型業務のシステム化」には向いていません。あくまでもHubspotはCRMツールであり、主にマーケティングの場面で使用されるべきアプリです。 最終的に採用したのはPODIO 約50近いクラウドサービスに登録し、実際に業務登録をしたり、メンバー登録や社内テストを繰り返して、最終的に到達したのがPODIOです。実はPODIOには3年ほど前に仮登録したことがあり、その時はいちいち画面が遷移する古臭いシステムだと感じて採用しませんでした。はっきり言ってシステム的には古臭くなっていますし、動作速度や操作感もあまり良くはありません。 しかし、数多くのクラウドサービスがリリースされる中、今だに業務フロー管理の柔軟性という点でPODIOに勝るサービスはありませんでした。どちらかと言えば枯れたシステムなのですが、今の我が社の現状にはPODIOが最適です。 Podioに行き着く前にどのような業務のオートメーション化がしたかったのかを挙げると、 プロジェクトが作成された時にプロジェクトの種類に応じてタスクが自動生成される 各タスクには担当者と期限が自動的に割り振られる プロジェクトが作成された時に対応するDropboxフォルダがタイムラグなしに自動生成される 各タスクの消化状況に応じて、プロジェクトの進捗度合いが自動更新され、ダッシュボード上で進捗を一覧管理できる あるタスクに遅れが生じた場合は、一定時間が経過した後にマネジャーに警告がメッセージされる 各プロジェクトのステージごとに自動的に顧客にメールが送信される。例えば、入稿データをチェック完了したと同時に「お客様の入稿データに問題はありませんでした。印刷工程に進めさせていただきます」と言ったメールが自動配信できる 進捗状況はかんばん方式で管理でき、看板上でプロジェクトやタスクをドラッグ&ドロップするだけで情報が更新される プロジェクト毎にメール配信ができ、またプロジェクト毎にメールが振り分けられて受信できる しかもそのメールは送信した本人だけでなくマネジャーも確認することができる プロジェクト、バグ、取引、会社、連絡先毎にタスクを生成することができ、各タスクには期限と担当者が割り振られる タスクの条件分岐が可能。例えば受領データに問題があった場合、データに問題ありというフラグを立てれば、自動的に対応するタスクが生成される。そして「お客様のデータには問題があるようです・・・」といったメールが自動配信される 現在、各メンバーがどのようなタスクを行なっているのかが即時に把握することができる 上流のタスクが完了したら即時にメッセージが次の担当者に送られて、次のステップに進むように促す とキリがないのでやめますが、要は「業務のオートメーション化」をやりたいということです。ベトナム人いらずの会社にしたいということです。必要最低限のスタッフは採用しますが、機械に置き換えることができる業務は機械にやらせるということです。気が利かないことにイライラするよりも、多少サービスレベルは落ちても、機械は必ず確認のメールを送ってくれるということです。そして機械はようやく慣れた頃に辞めますとは言いません。 PODIOは上に書いたようなワークフローのオートメーション化を全て実現することが可能なのです!この1週間、休日も取らず、夜もあまり睡眠もとらず、PODIOで業務フローを組んできましたが、ほぼPODIOで何ができて何ができないのかを学ぶことができました。そして出来栄えにも満足しています。 どんなに小さな仕事でもシステム化できる部分があればPODIO上でプログラム化が可能です。例えば採用ステップでは 求人用の入力フォームを作成 応募者にIQテストのページを表示 ある一定以上の点数を取った候補者にはマネジャー(自分)のGoogleカレンダーを自動検索して開いている時間を複数候補として送信し面接に招待する 点数が不足していた候補者には「今回は残念ながら・・・」のメールを送信する インタビューの結果を登録する 候補者に採用通知を送信 ということまで自動化ができます。 我が社のような零細企業では採用担当担当者を常駐させることはできませんが、このシステムがあれば1週間で150名の応募があってもほぼ無人で対応が可能です。ちなみにベトナム語版のFacebookページや人材掲示板に応募情報を投稿すれば、経理やアドミンといった人気職種であれば150人近い応募があります。 このブログは日本語なのでネタバレしますが、システム内では「前職の入社と退社期間が3ヶ月以内で、退職の理由が「To find a new job opportunities」を選んだ」候補者はIQテストの点数に関わらず不採用となっています。 10日ぶりのブログですので張り切って書いてしまいましたが、PODIOを導入したことでかなりの業務が自動化されました。そしてここにきて新たな問題も発生しています。それはまた次回のブログで。  

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WooCommerceから新規オーダーが入ればkintoneに新規案件として登録されるAPI連携(非デベロッパーによるkintone開発)

現在ECサイトをリニューアル中ですが、新しいオーダーが入った時にkintoneでも新規案件を起こさなければなりません。今回、zapierを使ってECサイトから新規オーダーが入れば、kintoneの新規案件が起案されるワークフローを作成してみました。 Zapier側の設定1 まずzapierからWooCommerceとKintoneの連携を行います。WooCommerceはNew Order、KintoneはCreate Recordです。 Zapier画面で表示されるWebhook URLをコピーしておきます。 WooCommerce側の設定 ECサイト側がはWooCommerceを使用します。今回使用したのはWooCommerce Zapier Integrationです。$59の少々値が張るプラグインですが、今のところバグも少なく安定しています。 ①WordPressのプラグイン設定からWooCommerce Zapier Integrationを設定します。イベントはNew Order、New Customer、New Order Status Changeから選べます。ここではNew Orderを選びます。 ②Webhook URLが生成されますので、これをコピーしておき、このフィードに適当な名前をつけておきます。 Zapier側の設定 2 ③Kintoneのアカウントを選択し、Test this Accountでkintoneとの接続を確認します。 ④WooCommerce側は全てのオーダーを対象としますのでフィルタは必要ありません。 ⑤WooCommerce側のフィールドとKintone側のフィールドを接続しています。更新者は必須です。ここの設定で戸惑ったのですが、ここに入力するのはKintoneのログイン名です。KintoneからEdit Profile>Login Nameで表示されるログイン名を記入します。 ⑥Test this ZapでこのAPI連携をテストします。設定が正しければKintoneに新規案件が自動的に生成されるはずです。 ⑦Zapに名前をつけます。 接続結果 WooCommerceから新規オーダーをサブミットします。 Kintone側の案件データベースに新規案件が生成されています。 まとめ ECサイトからのオーダー情報をkintoneで管理することができるので、ECサイトのオーダー管理に威力を発揮すると思います。 ZapierはKintone側のアクションはNew Recordしか対応していません。Edit Recordが提供されれば、オーダー状況がアップデート(在庫確認中、出荷手続き中、出荷済み)されればWooCommerce側をアップデートするという連携も可能になるので、将来のアップデートに期待したいと思います。 kintone側のCustomerフィールドはルックアップフィールドに設定しているのですが、残念ながらzapier経由でルックアップフィールドに値を投入することができません。これはkintone側の仕様かと思いますので、kintoneの改善を期待したいところです。 Zapierは基本的に15分毎にアップデートされますが、WooCommerce Zapier IntegrationはInstance、つまり新規オーダーが入ればリアルタイムにkintoneに反映されます。これはグッドポイントです。 ECサイトの構成上、1オーダーには複数の商品が登録することができますが、今回は1オーダー=1案件という構成になっています。商品ごとにkintone側でもレコードを作成する方法は今後の課題です。

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Kintoneで自動付番をするのは意外に簡単だった。(非デベロッパーによるKintone開発)

— この記事は非デベロッパーによる開発記事なので、誤りや誤解が予想されます。あくまでも非デベロッパーでも頑張ればここまで出来るという記事として参考にしてください。 — Kintoneでは様々な機能を利用するのにJavaScriptを使っているようです。またそのための開発者フォーラムも用意されています。 今回やりたかったことは案件データベースに自動付番をするという機能。実はこれまで弊社ではFileMaker上で案件ごとにP2877というように番号を付番してきました。この番号がすべての情報の鍵となるのでとても重要なものです。たとえばドロップボックス上には P2877-microsft-web_renewalというようなフォルダ名が作られています。社内でも案件番号で情報をやり取りします。 残念なことにKintoneには標準でインクリメンタルな付番をつける機能が備わっていません。そこでJavaScriptの登場となるのですが、「kintone 自動採番」で検索をしたらあっさり解決策が見つかりました。 自動採番して、レコード登録する Cybozu CDN(CDNってなんだ?)のURLと上記URLから生成したJavaScriptをアプリに登録してやるだけです。 ファイル保存時にこんなアラートが表示されて・・・ 無事に採番されました。 ただし既に会社では2800番代までの数字を使っているので、初期値をどうやれば変更できるのかわかりません。ここは専門家に聞いてみようかと思っています。

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