この邦題「悲愴」という名前には以前から違和感を感じているのですが、悲しいというよりは熱情的というイメージを持っています。小澤征爾渾身の指揮です。第4楽章の最終部分、演奏が終わっても指揮は終わらないと行った感じで長大なフィナーレが特徴。観客も拍手のタイミングを随分考えているように見えます。小澤征爾はすでに70年代から有名な指揮者でしたが、人生の終盤を迎えて巨匠の仲間入りをしました。やはり指揮には人生の厚みが必要だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_67rvCHl1XI