チョロンのシンボルであったビンタイ市場がもうすぐ閉鎖されて再開発をすると聞いて撮影に行ってきました。
もともとチョロンの旧市場は現在のグエンチャイ通り付近にありましたが火災のため消失してしまいました。
そのため20世紀の初頭、現在の位置に市場を移転し新たに建設をしたものです。
すでに建造から86年が経ち老朽化のため建て替えが始まりました。
ビンタイ市場の建設にはチョロンの近代化のために大きな力をふるったQuách Đàmの寄付が寄与したといわれています。今でもビンタイ市場の中庭にはQuách Đàmの胸像が飾られ、多くの市民がお祈りを捧げにやって来ています。
ビンタイ市場の迫力はモノ•モノ•モノで溢れていること。
マニュキュアだってこぎれいに並んではいません。
もうすぐ移転で環境が変わるのに働いている人々はいつも通りのようです。
これらのモノは全て人手でかつぎこまれます。
美味しそうな煮物
クラシックな看板を眺めているだけで楽しくなります。こういう味のあるタイポグラフィの看板はめっきり少なくなりました。
通路は仕事場でもあり休憩場でもあり食堂でもあります。
あふれかえるモノ。
80年も前の建物にしてはモダンな感じです。
海鼠ですね。中華ではよく食べますがベトナム料理では食べたことがありません。
外周も混雑しています。
こちらがおそらく仮の移転先だと思われます。