実のところ今回のApple Eventがあったのは今朝になって初めて知りました。以前はイベントの数日前からワクワクしながら待っていたものですが、最近は興味がなくなってきました。
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できることは同じ
否定的だと思われると恐縮ですが、今回発表されたMac Studio, Studio Display, iPad Air, iPhone SEいずれも順当にバージョンアップしただけで、根本的にできることは同じです。
90年代後半の雰囲気に似てきた
この雰囲気は90年代後半のAppleと似ています。スティーブ・ジョブズがAppleを去って以降、スカリー、スピンドラー、アメリオがCEOとなりましたが、いずれも鳴かず飛ばずの商品が立て続き、1997年にジョブズが復帰してiMac,iPodを発表するまで停滞が続きました。
結局、Appleでなければできないことはなくなり、他の代替商品で十分だという時代が続いたためですが、私もその頃はWindowsをメインマシンとして使っていました。
大きくなりすぎたApple
Appleは今年1月時点で時価総額3兆ドルと東証1部の半分に迫る規模に拡大しました。
それに伴い、チャレンジャーとしてのポジションがなくなってしまったのだと感じています。
事実、売上成長率は、昨年1月をピークに鈍化を始めており、今後新たなブレークスルーがない限り停滞傾向は続くと思います。
世界を驚かすようなイノベーションが起こるのか、それとも徐々に地盤沈下をしていくのか、しばらくは目が離せません。