GoogleとAmazon・AppleとQualcommが和解して次の時代へ

GoogleとAmazon

GoogleとAmazonは長年争いを続けてきましたが、両社が和解に至りました。

これまでAmazon Fire TVではYouTubeアプリをインストールすることが出来ませんでしたが、GoogleとAmazonが和解したことによりFire TVでもYouTubeアプリを使用することができるようになります。今後、FireTV向けにYouTubeアプリが登場するとのことです。FireTV上でYouTubeアプリが使えないことが購入をためらっていた理由なので、これでFireTVを購入しない理由がなくなりました。

GoogleとAmazonが和解。Fire TVにYouTubeアプリ提供、プライムビデオもChromecast対応に (Engadget)

アップルとクァルコム

世界経済により影響力が高いのはこちらの和解ではないかと思いますが、アップルとクァルコムはお互いに全ての訴訟を取り下げました。

QualcommとApple、すべての訴訟の取り下げで合意(Apple)

クァルコムは5Gモデムを開発しており、両社が訴訟を続けている間はiPhoneの5G化がかなり困難なものになることが予想されましたが、今回の和解によってiPhone 5G化への障壁が低くなりました。何よりも5G時代のファーウェイ一人勝ちを阻止するためにはどうしても必要な和解でした。

米国企業で起きていること

これらの和解は米国企業同士で争っていてもメリットが薄くなってきたことの表れではないかと思います。

米国企業同士で争っているうちに中国勢は着々と実力を蓄えており、来たる5G時代には中国IT企業が世界トップレベルになることが確実視されています。2020年代にはBATH(「バイドゥ」「アリババ」「テンセント」「ファーウェイ」)が世界市場を席巻しているのは確実ですし、BATHに続くシャオミやDJIなども勢いがあります。また人工知能や自動運転など次世代の鍵となるテクノロジーも中国企業が世界をリードすると予想されています。

反面、世界経済のトップランナーは軒並み米中企業に抑えられてしまい、日本企業の勢いが小さいことは誠に悲しい現実です。

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