ベトナムでもライブコマースが流行するのか?ライブコマースのトレンドと課題

ライブコマースとは

ライブコマースとはインターネット上で動画をライブ配信し、配信中にのみ商品販売を行う新しい販売方法です。中国では2年前ごろからライブコマースが始まり熱狂的な人気を得ているようです。日本でも今年に入ってライブコマースサービスが続々と登場しています。

動画配信方法と商品購入方法

動画配信には事前に収録し、編集した動画を配信する「アーカイブ配信」とリアルタイムに動画を配信する「ストリーム配信」の2つに分類されます。今回、注目しているのは動画を生放送している間だけ商品の購入ができるタイプのオンラインショッピングです。

中国で人気を得ているのもストリーム配信型のライブコマースで、時間限定で先着者のみが購入できるということで爆発的な人気を得ています。

ライブコマースはデモ販売と似ている

テレビショッピングでもデモンストレーション販売の手法はかなり以前から行われてきました。また放送施設と同時に大量の注文を電話で受けるコールセンターの設置も進められてきました。ライブコマースそのものはインターネットのストリーム配信という最新技術を使っていますが、ビジネスモデルそのものは古くて新しいものです。

ライブコマースの新しい点はソーシャルネットワークと連動することによって、リアルタイムに視聴者のリアクションが把握できたり、バイラルマーケティングと組み合わせることで情報拡散を行ったりできる点です。

日本のライブコマースの例

日本でも今年に入ってライブコマースを行う会社が次々に誕生しています。

C CHANNNEL

C CHANNELはLINEの社長であった森川亮が立ち上げた会社で、若い女性向けの動画ファッションマガジンです。毎日80本程度の動画がアップされており、現在、中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールなど10カ国で配信されています。

Laffy

事業主はDeNA。通常のフリーマーケットアプリとは別にハンドメイド作品の売買に特化しています。一般ユーザーが販売したい商品を動画配信し、ユーザーは動画配信中にのみ購入が可能です。視聴者が集まりにくい一般ユーザーのために視聴者を増やすための仕組みも備わっています。

メルカリチャンネル

フリマアプリのメルカリが2017年7月から開始した「メルカリチャンネル」はライブ配信で商品の販売・購入ができるライブフリマ機能を実装し現在試用期間中。ライブ中はいつでも購入できるが、ライブ後の購入は不可。また、視聴中はコメントを配信者へ送信でき、商品への質問や値下げ交渉もできる。

Live Shop!

FacebookやLINEで動画配信を行ってきたCandeeが立ち上げたアプリが「Live Shop!(ライブショップ)」です。ターゲットは10〜20代の女性で、「個人チャンネル」「ブランドチャンネル」「メディアチャンネル」の3カテゴリで構成されています。他のサービスと異なり、プロのスタッフが撮影を行っており、1時間前後の番組配信となっています。

BASEライブ

オンラインショッププラットフォームBASEが提供を開始したライブコマースサービスの「BASEライブ(ベイスライブ)」は、BASEに出店している店舗が商品紹介ができる動画配信機能で、顧客とリアルタイムなコミュニケーションを行うことが可能です。対象ユーザーはBASEのユーザー300万人。専用アプリでのライブ配信が可能となります。

ベトナムでのライブコマースの可能性

ベトナム人にとってデモ販売は比較的ポピュラーな商法で、少し前までバスの中で(勝手に)商品販売を行っている業者がいました。今でも路上での移動販売はベトナムでポピュラーな販売方法です。もちろんこれらの商品は信頼性も低く、オンライン化とは程遠いのですが、日本のようにモダントレードによるデパートやショッピングセンターでの商品販売はまだ新しい販売方法です。

したがってモダントレードと同時にオンラインショッピングが登場してきたというのがベトナムの現状です。

現在LAZADAをはじめとするベトナムの大手ECプラットフォームはまだ投資段階で完全黒字に至っていないのが現状です。またAmazonのようなEC巨人が市場に参入していません。

ECの可能性はベトナムでは非常に高く、今後も年率30–40%の成長を続けていくに違いありません。そのような中でライブコマースのような新手法のオンラインショッピングも可能性が大きいと感じます。

中国や日本と商習慣が異なるベトナムですが、消費者の支持が得られれば一気に拡大する可能性もあります。

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