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現在は過去最大の水準
11月10日にベトナムのコロナ感染者数が増加傾向にあることを元に将来の感染者数を予測しましたが、ほぼ予測値と同じ速さで感染者数が増加し、前回の波が13000〜14000人がピークであったのに対し、現在は14,000〜15,000人と前回を上回る感染者数となっています。
しかしここ4〜5日は予測値を下回る傾向が出ており、今回の波もそろそろ減少に向かうのではないかと思っています。
一方、海外ではオミクロン株の出現により、イギリスではオミクロン株の感染者数が1日20万人に達しているなどいずれベトナムでも流行することは確実だと考えています。
規制は緩和傾向
しかしベトナム政府は7月〜10月にかけて実施したような厳しい人の移動制限は行っておらず、スーパーなどで行われていたワクチン確認も行っておりません。
ベトナムは人口の約55%がワクチンを接種済みで今後は以前のような厳しい規制は行わない方針が続いています。今月からは学校も再開され、来月以降は海外からの入国も開始されるとのことです。
どう理解したら良いのか迷う
ベトナムはウィズコロナに舵を切っていますがどのように理解し、どう行動していけば良いのか正直迷っています。
前回の波ではホーチミン市の1日あたりの死者は多いときで300人程度、現在は70名前後となっています。死者数が少なくなっているのはワクチンの効果だと思われます。
しかし感染者数は過去最大を更新しており、今後、新たなオミクロン株が流行すると再拡大する可能性もあります。
現時点での私の理解は以下の通りです:
- コロナ感染者数は減少していない。感染のリスクは以前と変わっていないかむしろ高まっている。
- ワクチンを2回接種しているためいきなり重症化する可能性は低いが、最悪、死にいたる可能性もある。
- 今回の波は年末から年初にかけて減少していくだろう。しかし新たな株が流行すると2月〜3月にかけてまた増えるかもしれない。
- 特にテト(2022年2月1日)は現在の規制状況だと多くの人が省間をまたいで移動する可能性があるので流行が拡大するかもしれない。
- その後も収束はせず常に感染のリスクを抱えて生きていくことになるのか、日本のように大幅に感染が減少していくことになるのかは予断を許さない。
- 5Kを徹底し、睡眠と健康に気を使って自衛をするしかない。