ベトナムの感染者増加は予測した通り。次の関心は政府が規制強化に転じるかどうか。

今日から12月。コロナに振り回された2021年も最終月となってしまいました。ベトナムは10月上旬から感染者数は増加に転じており、11月末には過去最大の感染者数に並ぶだろうと予測しましたがその通りになりました。

現在のところベトナム政府は規制緩和を続けており、以前のように感染者が出たマンションを丸ごとロックダウンしたり、飲食店などの規制も行わなくなりました。むしろさらに規制緩和の方向で進んでいます。

感染者推移(https://vnexpress.net/covid-19/covid-19-viet-nam)

重症者数推移(同上)

死亡者推移(同上)

しかしデータ上では感染者数は過去最大数を越えようとしており、重症者数は前回とほぼ同じレベル、死亡者数は前回の半数にとどまっているものの無視できる数値ではありません。

ベトナム政府は今回は不気味なほどアクションを起こしていません。前回のロックダウンによる経済的なダメージや国民の反発がよほど大きかったのでしょうか。

しかしデータはデータ、現実をしっかり見据えて自衛をして行くしかありません。

先行きがまた見えなくなった

ここにきてオミクロン株の出現によりまた先行きが見えなくなってきました。ベトナムはオミクロン株については状況を見守るという態度ですが、各国で感染が報告されているということは既に感染者が広範囲にわたって存在していると考えた方が良さそうです。今後、ベトナムでもオミクロン株が発見されることになれば状況は変わってくると思われます。

ベトナムのウィズコロナ政策

ベトナムでは10月ごろからウィズコロナ政策に切り替え、さまざまな規制を撤廃し始めましたが、それに伴って感染者数が増加しているのは上述の通りです。
明確な方針や政令が出されているわけではないのであくまでも推測ですが、感染者数の拡大に関してはもう打つ手なしということで放置することになったのではないかと思われます。
殊更感染を恐れる必要はないものの、できれば感染はしたくありませんし、そのためには自衛を強化するしかありません。

私の自衛策

引き続き在宅勤務

現在は週に1回、書類のサインのためにオフィスに出ていますが、それ以外は在宅勤務を続けています。引き続き在宅勤務を続けます。

人の集まるところにはなるべく行かない

長時間人が集まって滞留しているところ、居酒屋やバー、カフェなどヘはなるべく行かないようにします。どうしても行く場合は屋外の席を選ぶようにします。

買い物はあらかじめ計画を立てて最短時間で

スーパーに行く場合はあらかじめ購入するものを決めておき、最短時間で買い物をするようにします。ベトナムは朝が混むので、午後1時〜2時ごろを狙って買い物に行きます。今のところ買い物は週1回か2回で済んでいます。

マスク・手洗い

これは完全に習慣となりました。洗っていない手で顔を触るのもやらないようにしています。

ウォーキング・瞑想・睡眠

今でも午後10時には寝るようにしていますが、毎朝5時に起きてウォーキングと瞑想は続けて行い、免疫力を高めるようにしています。朝の散歩は睡眠の質を高めるためにはとても効果的です。

今後の動きに注意

ベトナム政府は規制に転じる明確な基準を公開していません。したがって今後どんどん感染者数が増え、重症者や死者が増加しても積極的な対策を講じない可能性もあります。以前のようにしつこいほどのPCR検査も行われていないので、隠れ感染者数も相当数いるものと思われます。

ベトナムでは物事が恣意的に決められて、ある日突然規制が始まったり、解除されたりするので、今後の状況を予測することは困難ですが、これから年末、テトを迎えるにあたって規制緩和傾向は続くものと考えています。

反面、既に過去最大の感染者数を上回り始めており、1日の感染者数が2万人を超え始めれば、政府としても対応せざるを得ないのではないかと思います。

現実は感染者数も重症者数も増えているので、これらのデータを注視しながら対策を講ずるしかないと考えています。

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