ベトナムの田舎道を歩くには必須?の超音波犬よけ機を導入してみた

ベトナムでは少し郊外に出ると犬が放し飼いになっているケースがあります。飼い主がいる犬であればまだしも、中には明らかに野犬だと思われる犬もいて、結構ヒヤヒヤするものです。
郊外の工業団地を訪問した時など、バス停から工業団地まで少し歩かなければならない時もありますが、大体、放し飼いになった犬がいて吠えられてしまいます。
幸い、これまで一度も噛まれたことはありませんが、犬に吠えられた時に撃滅するために中国製の犬よけ機を購入してみました。

Lazadaで犬よけ機を購入

私がLazadaで購入した犬よけ機「Portable Ultrasonic Dog Repellent Handheld Bark Stopper」は、超音波とLEDの光で犬を寄せ付けなくするデバイスです。

価格は154,000 VND(約685円)と性能に疑念が残る価格です。Lazadaでは代引きで購入可能です。


サイズは14x6x3cm、重さは100g前後で、拍子抜けするほど軽くコンパクトなので、バッグのポケットに入れておいて、犬が見えたらすぐに取り出して使うことができます。

本来の使用目的は吠える飼い犬をトレーニングするための機械であるようですが、野犬や放し飼いの犬を避けるためにも使用可能です。

機能説明

スライドボタンのIとIIがあり、IにスライドするとLEDが光って懐中電灯として使用できます。
犬よけ機としてはスライドをIIにし、先頭を犬に向けながらONボタンを押します。

機械の左右には銀色の小さなスピーカーがあって、ONボタンを押している間、ここから犬が嫌がる超音波が発信されます。
また、中央には上下に白色、中央に赤色のLEDが仕込まれていて、ONボタンを押している間、光が高速で点滅をします。

超音波は人間の耳にはほとんど聞き取れない音で、耳元に持ってくればかすかに鳴っているのがわかる程度です。また人間に対しては無害であるとのことです。

実際に使ってみた。その効果や如何に?

先日、バーデン山にキャンプに行った際に、ザックのウエストバッグに犬よけ機を入れて、犬がいるのが見えたら取り出しておいて、吠え始めたら超音波を照射してみました。

バーデン山キャンプ場

バーデン山キャンプ場には明らかに野良犬だと思われる犬が2匹いました。早速、この犬よけ機を使ってみたのですが、もうかなり耄碌した犬だったので、のっそりと去っていっただけでした。反応が薄くて効いているのかどうかわかりませんでしたが、耳も遠くなっていたのかもしれません。

タイニン郊外の道

バーデン山からタイニン市街に向かう途中、鎖に繋がれていない犬が2匹飛び出してきて吠えはじめました。家の庭の中で吠える分には我慢できますが、公道に飛び出してきて吠えはじめられるとたまったものではありません。
犬の前に来た時に照射開始。すると大きい方の犬が驚いたような顔をして吠えるのをピタッと止め、そのまま逃げて行きました。

ベトナムは狂犬病撲滅国ではない

ベトナムにはまだ狂犬病が残っています。
また狂犬病を持った犬に噛まれたら、直ちに病院でワクチンの暴露後接種を打ってもらわなければなりません。狂犬病は発病するとほぼ100%致死に至る恐ろしい病気です。

一昨年も、テト期間に「飼い犬」に噛まれた一家が狂犬病で亡くなるという事件がありました。

[blogcard url=”https://www.viet-jo.com/news/social/190408001843.html”]

全ての飼い主がそうではありませんが、ベトナム人の犬に対する扱いを見ていると、必ずしもきちんと狂犬病の予防接種を受けさせていない者がいるだろうと思われます。朝のウォーキング中に必ず会うのが、犬を鎖から外したまま、本人はバイクで歩道を走っている飼い主たちです。

ベトナムでは犬に噛まれる可能性はゼロではないと考えて、自己防衛をする必要があると思います。

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