ホーチミン市ロックダウン生活1日目(7月9日)

ホーチミン市は本日から首相指示16号が発令されロックダウンとなりました。コロナの発生以来すでに1年半が経ちますが、かつてないほど厳格な規制となります。これから15日間基本的には室内に籠って生活をしなければならないので、日々の目新しい話は書けないかと思いますが、将来の記録のためにも記事を更新しておきたいと思います。

首相指示16号とは

首相指示16号に先立って首相指示15号、HCM市人民委指示第10号も発令されているので、両者を比較して記載をしておきます。

首相指示第16号 首相指示第16号 首相指示第15号 HCM市人民委指示第10号
集合人数規制 ・社会的隔離を自死し、外出を自粛し、外出は必要不可欠な時のみとする。
・職場や病院、学校以外の公共の場に2人を超えて(3人以上で)集合しない。
・1部屋に20人以上が集合する催しを中止する。
・文化・スポーツ・エンタメ関連の全ての活動を中止する。
職場や病院、学校以外の公共の場に10人以上で集合しない。
・外出を自粛し、外出は食料品の購入や救急、工場での勤務、その他特別な時のみとする。
・不要不急の会議を行わない。会議が必要な時は1部屋に10人以上が集合しない。
・対面での活動を控え、企業はリモートワークに切り替える。
職場や病院、学校以外の公共の場に3人を超えて(4人以上で)集合しない。
人と人との距離 ・2m以上あける ・2m以上あける ・1.5m以上あける
サービス施設などの規制 ・サービス施設の営業を一時停止する。
・貨物や必要不可欠なサービスは営業できるが、感染防止策を徹底する。
・サービス施設の営業を一時停止する。
貨物や必要不可欠なサービスは営業できる。
・不要不急のサービス施設・路上市場の営業を一時停止する。
・必需品の生産施設は稼働できるが、労働者の間隔を1.5m以上あけ、マスクを着用するなど感染防止策を徹底する。
交通輸送 ・必要な場合を除き、公共交通機関の旅客輸送を一時停止する。
・個人車両の走行を最大限制限する。
・感染流行地域から他の地域への移動を制限する。
・ハノイ市、ホーチミン市から他の地域への航空便の運行を制限する。
・バス、省をまたぐ長距離バス、タクシー、歯医者アプリによるタクシーの旅客輸送を一時停止する。病院へ行く市民を輸送する、交通運輸局が許可した車両は運行できる。

以上 Viet-joより転載

具体的にどうなったのか?

  • 食料の購入や病院など緊急の場合を除いて自宅隔離となります。
  • 適切な理由なく外出をした場合は罰金(1 – 3mil VND)が課せられます。
  • すでにバス・タクシー・Grabカーは運行を停止していましたが、Grabバイクも運行停止です。バイクや自転車がない場合は徒歩しか移動手段はありません。
  • 飲食店は店内での飲食が禁止。持ち帰りやデリバリーも禁止
  • 商店は生活必需品を扱う店舗のみ営業可能。スーパーは開いていますが、路上の市場は閉鎖です。
  • 対象期間は本日7月9日から15日間(7月23日まで)。

7月9日(社会隔離1日目)の日記

今日からは日課にしているウォーキングも行けないにもかかわらず、いつもと同じ5時過ぎには起床。アパート敷地は不気味なほど静かで、聞こえてくるのは鳥のさえずりと犬の吠える声ばかり。まるでテトのような雰囲気である。朝は晴れていたがすぐに曇天になり比較的涼しい。
午前中はいつも通りの日課をこなし仕事も行うが、なんとなく気持ちが落ち着かない。仕事をしながらもどうも心がざわついて集中できず、15分間の瞑想を行った。

インドネシアでは過去11日間で6人の死者が出ているらしく、本来であれば日本でも大騒ぎになるほどのニュースであるはずだが、オリンピックと緊急事態宣言の話題にかき消されてあまり話題になっていない。日本人であればそれなりの環境で暮らしていたはずなので衝撃的である。ベトナムが同様の事態にならないことを切に願っている。

GrabアプリからはGrabバイクもデリバリーも消え、改めてGrabが社会インフラとして重要な役目を果たしていたのだと実感する。

午後になってTwitterでGia Dinh Parkで運動を行なっていた3名に対して6,000,000VNDの罰金が課せられたとのニュースが入ってきた。今回は当局も本気だ。うかうかと外出もできないが、食料調達のような外出と不要不急な外出の区分は曖昧なのでどうも釈然としない。外出するとしても自宅とコープマートを結ぶ最短距離しか移動できなさそうだ。

午後、日本とのオンライン会議に参加したが、ホーチミン市の状況は全く伝わっておらず、当地の緊張感は伝わっていない模様。まあそうだろうなとは予測していたが・・・。

先週金曜日に67.75kgでスタートした炭水化物抜きダイエットだが、今日の時点で63.40kgとなり4.3kgの減量に成功したが、ここからはなかなか落ちない。まだしばらく減量を継続しなければならないが、このロックダウンはちょうど良い機会になるだろう。

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