2015年はいろいろありましたが、今年印象に残っているのはイスラム国とシリア難民でした。そこで今年はバレンボイム主催のWest-Eastern Divan Orchestraによる第九を聴きました。演奏はPRMOSでのものです。
West-Eastern Divan Orchestraは中東平和実現を望むバレンボイムとパレスチナ系文学者のエドワード・サイードによって設立されたオーケストラで、イスラエル、シリア、レバノン、ヨルダンなど対立する国々のメンバーから構成されるオーケストラです。未だ中東平和は実現されておらず、バレンボイムも年をとったなという印象ですが、その分自分も年をとったわけです。
もともと年の瀬に第九を聴くというのは日本人が始めたらしいのですが、今では海外でも年末に第九を聴くようになっているようです。
忙しい年の瀬に約1時間半、来年に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=sJQ32q2k8Uo