本日オペラハウスで演奏されたブラームス交響曲第4番他を聴いてきました。このコンサートはベトナムとオランダが外交樹立45周年を記念しで開催されたものです。


例によってオペラハウスはめちゃめちゃ寒く、半袖では確実に風邪をひく寒さです。絶対に長袖とジャケットが必須です。

コンサートに先立ってオランダ領事の挨拶がありました。

演目

Oscar Navarro Clarinet Concerto No. 1
Clarinet: Leon Bosch

Felix Mendelssohn Concert piece No. 2 in D Minor for 2 Clarinets & Orchestra
Clarinet I: Leon Bosch
Clarinet II: Nguyen Tuan Loc

Johannes Brahms Symphony No. 4 in E Minor, op.98

HBSO Symphony Orchestra
Conductor: Kim Jun Oh

着実に上手くなってきているHBSO

HBSO(Ho Chi Minh City Ballet Symphony Orchestra and Opera)は数年前にベートーベンのピアノ協奏曲を聴きに行った時、あまりの酷さに呆れた苦い思い出があるのですが、当時に比べると着実に上手くなっていると思います。
今回も最初は身構えて観に行ったのですが、すぐに音楽に没入することができました。

ソリストはオランダのクラリネット奏者

前半の演目はクラリネットをフィーチャーしたもので、オスカー・ナバロのクラリネット協奏曲とメンデルスゾーンのクラリネットデュオです。ソリストはオランダ人のLeon Bosch。クラリネット協奏曲は良く練られた演奏でした。

ブラームス交響曲第4番

前半は結構良かったのですが、ブラームスはHBSOにはちょっと荷が重かったようです。管楽器系、チェロとビオラはまずまずでしたが、第一バイオリンの若干数名(多分2人)がオーケストラについてこれなくて、第1楽章と第3楽章の何箇所かは破綻ギリギリの演奏でした。ここ数日クライバーの4番で耳を慣らしていたので、比較をするのは酷といえば酷ですが、現時点ではアマチュアのレベルを超えていません。おそらく人材不足なのでしょうが、管楽器とティンパニが良かっただけに残念でした。

オーケストラは観客によって育てられる部分もあるのでこれからも温かく見守っていきたいと思います。

 

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