テトまで2週間となったので改めてベトナムのコロナ感染状況を確認してみる

テトまであと2週間となりました。昨年10月の社会隔離解除からベトナムも日常を取り戻したように見えますが、まだコロナ感染そのものが収束したわけではありません。

改めてVN Expressのデータを見てみる

改めてVn Expressのデータを全期間で見直してみると、7月初旬から急速にデルタ株の感染拡大が増え、ベトナム政府はより一層厳しい社会隔離規制を行いました。10月まで約3ヶ月間続いた社会隔離政策ですが、感染者数の減少とワクチン接種の拡大に伴い、10月初旬から徐々に規制も緩和されました。

しかしその後まもなく感染者数は増加を続け、すでに前回の感染の波は超えています。特に、地方の省市での感染拡大が顕著で、死亡者数も大幅に減少したわけではありません。

ホーチミン市に限ってみると感染者数、死亡者数ともに大幅に減少し、比較的落ち着いた状況となっています。

一方、ハノイは11月ごろから拡大傾向が続き、ピークを迎えつつあるようです。

オミクロン株の影響は?

現在、日本ではオミクロン株の拡大が進行中ですが、ベトナムではまだオミクロン株の報告はあるものの感染拡大は報告されていません。
感染力が高いといわれているウィルスなので、現在のデルタ株が主流と思われる感染状況がオミクロンに変わると、また拡大が加速するのではないかと思われます。

テトの影響が心配

ベトナムはテトは特別な時期であり、多くの人々が帰省をしたり旅行をしたりする時期です。地方政府によってはこの時期は帰省を控えるように発表している自治体もありますが、その声はあまり大きくないようです。当然、人の大量移動はコロナ感染にも影響があり、帰省や旅行により感染が拡大することが心配されます。

ベトナムの感染状況は欧米諸国に2〜3ヶ月遅れて拡大する傾向があり、今後、オミクロン株がベトナムでも拡大するのだろうと覚悟しています。

2月以降、テトとオミクロン株の影響がどのように出てくるのか心配です。

私は今年のテトは自宅に滞在して自主隔離に近い生活を送ろうと思っています。昨年7月からの社会隔離に比べれば全然自由がありますし、久しぶりに静かな旧正月を過ごすのも悪くはないと考えています。

関連記事

Leave a Reply

最近の投稿