
今年の4月なかばにビブラムファイブフィンガーズを購入してから、約8ヶ月が経ちました。この間、主に毎朝のウォーキングに使用し、累積の移動距離が2,500kmに達したので、ビブラムファイブフィンガーズの良い点と改善希望点をレポートします。
目次
ビブラムファイブフィンガーズの良い点・不満点
良い点 | 改善希望点 |
---|---|
フォアフットウォーキングが自然にできるようになる。 長距離でも疲れにくい。 腰痛が治った。 意外に頑丈で長持ちする |
舗装路以外では足裏にダイレクトに悪路が伝わる。 防水機能はほぼ皆無。 ベトナムでは入手困難。高い。 好奇の目で見られる。 頻繁な洗濯が必須。 |
良かった点
今年買ったものの中で、一番頻繁に使い、満足度が高かったものがビブラムファイブフィンガーズでした。
履いた当初はなんとなく頼りなくて、歩きにくい靴だなと感じましたが、30分も履いているうちに、だんだんこの靴を履いて歩くのが楽しいと感じるようになりました。これまで8ヶ月間、約2,500kmもウォーキングを達成することができました。
朝のウォーキングのメリットは様々な場所で語られていますが、私の場合、ウォーキングを続けることで、
- 精神的に落ち着き、クヨクヨしなくなった
- 30km、40kmといった長距離を歩き続ける体力がついた
- 禁煙にほぼ成功した(吸いたくなったらまたいつでも吸うつもりですが・・・)
- 集中力が増した
などの効果を得ることができました。何より、毎朝、この靴を履いて歩くのが楽しく、5時前後に自然に目が覚めると、10分後にはウォーキングをしているというのが日常となっています。
特に今年はコロナの影響で、公私にわたって生活環境が大きく変化しましたが、そんな中でもパニックにならずに落ち着いていられたのは、毎日のウォーキング(と15分の瞑想)が効果的であったと思います。
2,500kmの使用感
毎日履き続けて、トータル2,500kmも歩いてきたので、流石に色々なところにガタが来ていますが、思った以上に丈夫だというのが感想です。

ビブラムファイブフィンガーズで歩くと、かかとではなく、足指の付け根あたりで着地をする歩き方になります。もっとも衝撃が大きい母趾(指の付け根)や指のあたりはかなりソールがへたってきています。

スニーカーでは一番最初にへたるかかとの部分もすり減ってはいますが、さほど大きくへたっているわけではありません。

布地を覆っているラバーに似た素材は、接着剤が剥がれて浮いてきました。瞬間接着剤を使って止めていますが、また剥がれてくるに違いありません。
あと1−2ヶ月、3,000km位までは履けるかもしれないという感じです。
改善点
いいとこ尽くしのようなビブラムファイブフィンガーズですが、不満点もいくつかあります。
悪路で歩きづらい
ビブラムファイブフィンガーズのソールはかなり薄いので、砂利道や土の道で歩くと、ダイレクトに悪路の衝撃が足裏に伝わってきます。舗装路以外では快適に歩くことは困難です。
防水性はほぼない
舗装路に薄く撒かれた水のうえを歩くだけで、水が足の中に入ってきます。裸足で履いているので気にしすぎなければ良いのですが、雨の日は靴の中はびしょびしょになります。
高価である
ビブラムファイブフィンガーズはベトナムで製造されている靴ですが、ベトナム国内では正規流通ルートがなく、並行輸入品で入手することになります。そのため、下手をすると日本で買うよりも高くなってしまいます。
好奇な目で見られる
じか足袋を履いていると間違われたことが何度かあります。知っている人からは納得した目で見てもらえますが、初めての人からは変なものを履いているという好奇の目で見られます。
洗濯が頻繁に必要
防水性がないことと、裸足で履くことが多いため、最低週に1回は洗濯をしないと悪臭を放つことになります。
次のビブラムファイブフィンガーズを購入予定

今年はずいぶん働いてくれたので、そろそろ次のビブラムファイブフィンガーズを入手したいと思い、色々とネットを探しています。次は2足を購入して履き替えながら、もう少し長持ちをさせたいと思っていますが、健康的な生活を手に入れることができることを考えると、良い買い物だと思います。