最近使い始めたMacの常駐型アプリHookを紹介します。
Macでのファイル管理の概念を変えてくれる可能性があるアプリです。
目次
PCでのファイル管理はディレクトリ型か検索型しかなかった
ファイル管理には階層構造型フォルダ管理(ディレクトリ型)と検索型ファイル管理の2種類が主流でした。
伝統的なフォルダ管理はフォルダに名称をつけてその中にファイルを保管するという方法です。私は全てのプロジェクトに
📁 P00000_クライアント名_プロジェクト名
というフォルダを作成し、その下に
📁 Work(作業中のファイルを保管するフォルダ)
📁 Received (クライアントから受領したファイルを保管するフォルダ)
📁 Final (最終納品物を保管するフォルダ)
というサブフォルダを作っています。親フォルダを作成するとサブフォルダが自動的に生成されるマクロを組んでおり、新しい仕事を始めるときにあらかじめファイルの保管場所が決まっているので、あとは決まったフォルダにファイルを保存するだけです。
一方、ファイルの検索はAlfredを愛用しています。Macの検索機能であるSpotlightも強力ですが、Alfredはさらに強力な検索機能とさまざまな機能が使えるので愛用しています。すべてのプロジェクトファイルはクラウドに保存しているので、クラウド上の検索機能もよく使います。
Hookが提唱するリンク型という新たなファイル管理
一方、HookはMac上に存在するすべてのファイルやテキストにリンクを生成するという機能を与えてくれる常駐型のユーティリティです。
リンクを生成する
例えばデスクトップ上の画像ファイルへのリンクを生成する場合、①ファイルを選択して②⌘+Shift+スペースキーを押すとHookが表示されます。
そのまま⌘+Cをクリックするとファイルへのリンクが生成されます。また設定アイコンをクリックするとマークダウン形式のリンクや新規ファイルへのリンクなどを選択することも可能です。
リンクを貼り付ける
最近、私はすべてのデジタルデータをObsididanに集約していますが、先ほどコピーしたHookのリンクをObsidianに貼り付けると
hook://file/0DcG9uYxg?p=RHJvcGJveC9VbmNsdXR0ZXI=&n=IMG_0622.jpeg
というリンクが挿入されます。
リンクはファイルはもちろんのこと、Obsidianの別ページやWEBサイトなどあらゆるものに対してリンクを生成することができます。
これはある意味革命的で、Mac上のすべてのデジタルデータをハイパーリンクできるということになります。
仕事で使用するデータにはフォルダ、画像ファイル、Excelファイル、Aiファイル、PSDファイルなどさまざまなものがありますが、Hookを使用すればすべてリンクという形で一元管理ができるということです。
ファイルを移動したら・・・
私が感動したのは、一度リンクを生成してしまえばリンク先のファイルを移動してもリンクが切れないというHookの機能です。
プロジェクト管理をしていれば、ファイルをフォルダ間で移動したり、フォルダごと違うディレクトリに移動することはよくありますが、Hookは移動先のファイルを問題なく見つけてくれます。
どのような仕組みでこの機能を実現をしているのか不明ですが、これまでのファイル管理に慣れている身からすると魔法のような仕組みです。
まとめ
仕事を円滑に進めるためには、関連するデータを効率よく管理することが重要です。仕事中にあれこれファイルを探し回るのはストレスですし、仕事の質も悪くなってしまいます。Hookはファイル管理にまつわるストレスを大幅に軽減してくれる良アプリだと思います。本当はMacOSに最初から装備して欲しいくらいです。
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