Xiaomi M365開封・初試乗レビュー。ラストワンマイル移動手段の切り札はこれだ!

数ヶ月前から予約をしていたXiaomi M365(白)が届きました。早速、開封・試乗してみたのでレビューしてみたいと思います。

Xiaomi M365とは

Xiaomi M365は中国のXiaomiが製造販売する電動キックボードです。子供の頃にキックボードに乗ったことがある人も多いと思いますが、あれにモーターとバッテリーを搭載したものです。Xiaomiといえばスマホメーカーと思っている人も多いでしょうが、最近は空気清浄機や体重計まで作る総合家電メーカーになりつつあり、M365もそのラインナップの一つとして販売されています。

電動キックボードとしての性能は5.5時間のフル充電で、最高時速25km、30kmまで運転をすることができます。

往復30km、片道15kmといえばベンタン市場前を起点にしてホクモンやディーアンまで行って帰れる距離です。もし東京駅を起点にすれば、千葉の市川、埼玉の川口、二子玉川、荻窪辺りが片道15km圏内なのでかなりの範囲まで走行が可能です。

また、いざとなれば折りたたんで、Grabやタクシーに乗せて帰れば良いので、気軽に持ち出すことができます。雨季の場合もいざとなったらタクシーに乗れば良いので、雨具を持ち歩かなくても良い気軽さがあります。

欧米ではラストワンマイルコミューターとして大人気

米国のシアトルやサンフランシスコなどを中心に、電動キックボードをスマホでレンタルできるコミューターサービスが急速に広まりつつあります。

有名どころではBirdLimeなどがあり、UberとGoogleがLimeに3億3500ドルを投資するなど急成長をしているビジネス分野ですが、サンフランシスコでは乗り捨てされたスクーターが街中に溢れるなど、すでに社会問題化している一面もあります。

購入

 

今回購入したのはPasteur通りのHALOショップです。Lazadaや他のWEBサイトを比較してみたのですが、HALOショップが9,000,000 VND(約43,000円)で最安値でした。米国のAmazon($399)で買うよりも安かったので納得の価格です。

お店から自宅まで持ち帰るのは一苦労でした。持ち手のない段ボール箱に入っており、かなり大きく重いので片手で持ち歩くのは困難です。結局、近いにも関わらずタクシーで持ち帰りました。

開封と設定

同梱物

段ボール箱に入っているものはM365本体、ハンドルを固定するネジと六角レンチ、電源アダプタと極めてシンプルな構成です。組み立てはハンドル部分を六角レンチで4本のネジを留めるだけです。

バッテリーも90%近くチャージされており、すぐに乗ることができます。

モバイルアプリ

M365は専用のモバイルアプリがあります。マニュアルのQRコードを読み取るとApp Storeからダウンロード可能です。

アプリではスピード表示、バッテリーレベル、平均速度、移動した距離などを確認できる他、アプリからロックをかけておけば誰かがM365を持ち去ろうとすると警告音とバイブレーションでお知らせをしてくれます。

M365は通常モードとエコセーブモード、回生ブレーキでの充電など細かな設定がモバイルアプリ上で可能です。

ファーストインプレッション

意外にデカイ

本体を組み上げた最初の印象は意外に大きいということでした。ハンドル部で地上高90cm程度あります。またベース部分の高さが15cm程度あるので、この上に立って運転すると、周りのバイクや車を見下ろして運転する形になります。現在の身長より15cm高い視点で移動をするので、最初のうちはちょっと怖いかもしれません。

昔乗ったことがあるキックボードのイメージからすると3割り増しくらいのサイズ感と考えた方が良いでしょう。

意外に重い

デザイン的には軽くて取り回しが簡単なように見えますが、折りたたんで片手で気軽に持ち歩くような重さではありません。片手で持てないことはないが、持ち歩くことは困難でしょう。

しかし最高速度25kmも出るので、ある程度の重量がないと安定性が損なわれることも理解できます。

作りは丁寧で工業製品としての完成度は高い

細かな点も含めてよくデザインされており、おもちゃ的な作りではありません。最近のXiaomiの品質は本当に良くなっていて、プロダクトとしての完成度が高いと思います。色は白を選んだので汚れが目立つかもしれませんが、防水なので、シャワーを使って簡単に洗えるのもグッドポイントです。

実際に乗ってみた

走り出し

緊張の初ドライブでしたが、走り出しは少し勢いをつけて本体を前に押し出しながらベース部分に乗り、ハンドルのアクセルを回すと走り出します。

ある程度勢いをつけてボードに乗ることと、すぐにアクセルレバーを押さなければならないので、感覚をつかんで慣れるのにしばらくかかりました。

走り出しはさすがにトルクがある電動モーターなので、スタートダッシュはかなり速いです。バイクや自転車よりも初速は速いくらいなので、モタモタしていると体が置いていかれそうになります。

走行中はレバーを押しながら走る通常走行モードと、レバーを押していなくても一定速度で走るオートクルーズモードが選べますが、アクセルの感度がかなり高いので、一定スピードで走り続けるために細かな微調整が必要です。これも慣れないうちはギクシャクしたスピードになってしまいましたが、5分も乗っていればすぐに慣れます。

街中での走行

実際にサイゴンの街を1時間ほど乗ってみました。

土曜日とはいえ夕方のラッシュ時なのでかなりの車やバイクが走っていましたが、感覚的にはバイクの流れの中で自転車を運転している感じです。サイゴン市街はバイクの流れがさほど速くはないので、ゆっくり走行してもさほど恐怖は感じませんでした。逆に渋滞でバイクも進まないような場所では歩道を押して歩けば渋滞を回避することができます。

視点が高いため最初は恐怖感がありますがすぐに慣れるでしょう。反対に視点が高い分、周りが見通せるので早めの回避行動が可能です。しかし周囲の視線が痛いほど注目されるのと、近辺の子供が「あれあれ」とはしゃぐので、周囲からの注目されるプレッシャーはあります。これで遠出をしようという気持ちは起こりませんが、サイゴンの1区や3区など中心街を移動するだけであれば、便利な移動手段になると思います。

ヘルメットは必須

時速25kmといえば、サイゴンの市内でも結構なスピードですし、自転車より速いスピードが出るのでヘルメットの着用は必須だと思います。ベトナムの交通に慣れていれば、混雑している市中でもさほど恐怖感はありませんが、そもそも、ここの交通マナーは無茶苦茶なので普通に歩道を歩いていても何が起こるかわかりません。自分で安全を確保することが大切です。普段、私は通勤にGrabバイクを使うことが多いのですが、ドライバーによっては一方通行の逆走、歩道の走行、急加速・急ブレーキ、スマホを見ながらの運転と、決して運転マナーが良いとは限りません。そのことも今回M365を購入した理由の一つです。

よく効くブレーキ

ブレーキレバーは左ハンドル側にあり、後輪にディスクブレーキが付いています。アクセルを戻してブレーキをかけると、がっくんと衝撃を感じるくらいにブレーキが効きます。トップスピードからでも自転車と同程度の感覚で停止することが可能です。

公道での運転は合法?

M365は原動機付自転車として分類されるため、ナンバープレートやウィンカーの装着などが必要となり、日本では実質的に公道で乗ることはできません。

今回、M365をベトナムに輸入するにあたり、色々と法規を調べたり、この方面に詳しいベトナム人に尋ねたりしましたが、結論から言えばグレーゾーンです。現在のベトナムの交通法規ではこのような電動スクーターが公道で走ることは想定していないため、明らかな法律違反ではありませんが、公認されているわけでもありません。

あえて近い状況なのは、女子学生たちがよく乗っている電動自転車でしょう。ベトナムで販売されている電動自転車は日本の電動アシスト自転車とは異なり、完全電動で足で漕ぐ必要はありません。スピード感から言っても電動自転車と同程度といえます。

まとめ

まだ数時間乗っただけで慣れていませんが、しばらくはサイゴン中心街の移動はこれでいこうと思います。明らかにGrabやセオムで移動するよりも早く目的地に到達でき、気軽に買い物やカフェに乗っていくことができます。もちろん電気代だけで交通費が発生しないので、懐にも優しい移動手段です。欧米やシンガポールなどで電動スクーター移動が増えている理由もわかるような気がします。UberやGrabが登場した時は近未来的な感じがしたものですが、電動スクーターの登場も同じような新鮮さを感じます。

Share on facebook
Facebook
Share on google
Google+
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn
Share on pocket
Pocket

Leave a Reply