日本からのオフショア開発を辞めた理由(下編)

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前回のブログで日本からのオフショア依頼はほとんど断っていることを書きましたが、今回はどんな仕事ならやる気になるのかを書いて見ました。

こういう仕事ならやりたい

前回のブログで日本からのオフショア依頼はほとんど断っていることを書きましたが、あるIT経営者からもったいないことだと叱られました。しかしこの先どれくらいの時間が自分に残されているのかを考えれば、売上のためにやりたくない仕事を続けていくことは気が進みません。今回はどんな仕事ならやる気になるのかを書いて見ました。

ベトナム語・ベトナム市場に特化した仕事

わが社がターゲットとしている市場はベトナムを含むASEAN各国です。特にベトナム語でのSEOやベトナム国内でレベルの高い仕事であれば自信を持って勧められます。日本からの仕事であってもベトナムをターゲットにした仕事やベトナム市場に特化するのであればわれわれの経験やノウハウが行きます。

技術力やデザイン力やノウハウを評価してくれる仕事

技術力やデザイン力があるに越したことはありませんが、単に時間を金に変えた仕事であれば、要求水準に到達したら「ハイご苦労さん」で終わりです。常に新しい技術やノウハウは貪欲に吸収しているつもりです。このような努力を評価してくれるクライアントであれば一緒に仕事がしたいものです。

ゴールが明確な仕事

よくある話ですが、クライアントにとって見ればWEBシステムやWEBサイトの構築は最初で最後かもしれません。そのため、仕事を進めるうちにあれもしたいこれもしたいという要望が出てきます。こちらはある程度そのような事態になることは織り込み済みですが、困るのは、Amazonのようにしたいとかメルカリみたいなことをやりたいというクライアントです。限られた予算と時間の間に実現可能なレベルでプロジェクトを進めているのに、途中でゴールポストが動くと試合はいつまでたっても終わりません。

決済が明確な仕事

これもありがちな話ですが、例えばWEBサイトを作成するのに必要な情報が顧客から提供されずにズルズルと納期が伸びてしまい、いつまでたっても仕事が終わらない場合があります。またプロジェクトの途中で発生した新たな課題が終わるまで、仕事が完了できない場合もあります。結局、当初の納期に収まらず、支払いもズルズル遅れてしまい、こちらは資金繰に苦しむことになります。今では当初納期を1ヶ月遅れても仕事が終わらない場合は、業務の完了・未完了に関わらず決済をすることを契約条件に入れています。

直に仕切らせくれ

間に立っている会社や担当者が素人で仕切りが悪いために、物事が決まらず、情報も断片的になってしまう場合があります。こういう場合は、もう直接仕切らせてもらって、請求だけをその会社を通して行うようにしてもらっています。間に立っている会社からみれば面目を失う形になってしまいますが、営業力だけでとってきた仕事を丸投げしても、その仕事関係は長くは続きません。

ノーと言っても生き残れる(まとめ)

ノーと言える勇気を持とう

仕事に対してノーを言うことは勇気がいることです。特に潤沢な資金がない場合は、これを断ったら後がないんじゃないかと不安になるものです。その時は自分の心に正直になって本当にそのクライアントの仕事をしたいのか自問自答してみれば良いでしょう。そして本当にやりたいと言う気持ちが起きないのであれば仕事は断るべきです。仕事を断ったとしても評価が下がったり仕事が減ることはありません。たまたま自分の会社とその仕事やクライアントと縁がなかっただけです。

楽しくない仕事はやらなくても良い

仕事が楽しいかと言われれば、必ずしもそうとは限りません。所詮楽しい仕事などそうそうあるものではないし、大部分は地道にコツコツと積み上げていくしかありません。しかしどんなに大金を積まれたとしても、ワクワクした気持ちが起こらないのであれば、だいたいそう言う仕事は失敗に終わります。

ワクワク感があるから、あれもやろう、これも実現しよう、ちょっと無理してでもトライをして見たいと言う気持ちが起こるのであって、義務感だけでやっている仕事は成功しません。

それでも生き残れる

こう言う考え方に切り替えてからほぼ1年半がたちましたが、おかげさまで売り上げは70%増加し、単月で赤字の出る月もなくなりました。もっとも大きいのは、社員がやめることがなくなったことです。やはり経営者がイヤイヤ仕事を受けていると、それをやらされる社員もたまったものではありません。これをやろう、あれも実現しようと言う夢があって初めて社員もついてくるのだと思います。ノーを言えば生き残れないと言うことはこの世の中にはありません。

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