先日、定期的に訪問しているPCショップに立ち寄ったら、展示品なので安くしてくれる(←ベトナム的)ということで購入したのがZMIのZero Portable Chargerです。
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ZMIなんて会社は聞いたことない!?
ZMIなんていう会社は聞いたことがないと思いますが、シャオミの子会社で、様々な家電製品を製造しているメーカーです。
しかもこれはまんまANKERのPowerCore Fusion 5000じゃないですか!ところがよく調べてみると、ZMIはANKERの上位互換機だそうで、ANKERが2ポートトータルで5V/2Aなのに対し、ZMIは1ポートの場合QC3.0A、つまりiPhoneやXiaomiを充電する時間が短くて済みます。
検索してみたらAmazonでも売っていました。
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USB電源アダプターとモバイルバッテリーが合体
ZMIもANKERもUSB電源アダプターとモバイルバッテリーが合体したアイデア商品です。スマホを充電しながらモバイルバッテリーも充電できるので、外出した時に充電を忘れていたということが無くなります。
左はこれまで使っていたのはELECOMの5ポートUSB電源アダプターですが、これに充電機能が追加されたようなものです。
Xiaomiファミリーならでは作り
最近Xiaomi製品を購入する機会が増えていますが、ひと昔前の安かろう悪かろうのチャイナイメージは全くありません。成型の精度も高く、細かいところまで品質が良く出来ています。
例えば電源の爪はかなりしっかりと固定されているので、ACに刺したり抜いたりする時に、爪が折れてしまうことがありません。上のELECOMの爪は作りが緩いため、AC電源に差し込む時に爪が閉じてしまうことが多く、抜き差しするのが面倒くさくなってしまいました。
容量は6500mAh
iPhoneなら1.5回は充電できる感じです。重量は約200gあり、ポート数も2つだけと、そこだけ取ると低いスペックですが、iPhoneを充電しながら本体も充電できるというメリットの方が大です。
Minisoの3 in 1 ケーブル
私はこのモバイルバッテリーと一緒に持ち歩いているのがMinisoの3 in 1ケーブルです。片方はUSBタイプAのポートに対し、もう片方はUSB Type C、Lightning Cable、USB Miniポートが使えます。
これ1本持ち歩いていればiPhone、Android(Xiaomi)、Tabletのどれも充電可能です。
中華家電とは馬鹿に出来なくなった
かつてこの手のエレクトロニクスは日本の家電メーカーの独壇場でしたが、もはや中国の家電メーカーは独自のブランドと品質で世界を相手に十分戦えるだけのクォリティと価格競争力を持っています。この商品が日本円で2,000円程度で買えるというのは驚異的です。
ZMEのサイトをのぞいていると表面が布張りのモバイルバッテリーなども販売していて、実用性云々は置いて正直欲しいと思いました。時代は変わり、良い時代になったものだと思います。
米中貿易戦争は長期的には中国側の勝利?
最近このXiaomiやZMIの商品を使ってみて感じるのですが、今、アメリカが中国に仕掛けている貿易戦争、特にITやテクノロジーに対する競争は最終的には中国の勝利に終わるのではないかと予想しています。一時的には政治的な譲歩はあるでしょうが、すでに中国企業は独自ブランドで世界を相手に戦えるだけのブランド力、品質、デザインを獲得しています。日本では無名の中国メーカーでも、ベトナムやマレーシア、インドなどではトップシェアを獲得しています。長期的には一度獲得した技術力や開発力などの実力は、短期的な政治力では変えられないと思います。