
本日オペラハウスで演奏されたブラームス交響曲第4番他を聴いてきました。このコンサートはベトナムとオランダが外交樹立45周年を記念しで開催されたものです。
もう最初の一発目の音から別格です。まるで真空の無の中から超新星爆発のように音をつかみ出してくるようです。
9月5日と7日にベトナムでNHK交響楽団の公演があります。クラシックコンサートはいきなり行って聴くよりも、ある程度曲目を聴き込んで予習をして行った方が、ライブでの感動が全然違います。今回は9月5日(ホーチミンオペラ座)9月7日(ハノイオペラ座)で演奏される演目について紹介します。
あっという間に2017年も終わろうとしていますが、年末は第9を聴きながら過ごしたいという人のためにYouTubeからベートーベンの第9を10点セレクトしてみました。
アリス=紗良・オットによるグリーグのピアノ協奏曲。アリス=紗良・オットはドイツを中心に活躍する日系人だそうです。日本ではすでに有名になっているらしいのですが、私は今回まで知りませんでした。曲は有名なグリーグのピアノ協奏曲。優雅で大陸的な雄大さを感じさせる演奏です。 Alice Sara Ott
ルビンシュタインのショパン・ピアノ協奏曲2番。 リンク先のYouTubeコメント欄のコメントが印象的だったので翻訳して引用します: He doesn’t fight the music. There is no struggle. No contest. The music doesn’t control him, and he doesn’t control the music. He just soars alongside gracefully, making it look completely effortless. He captures all the emotion that can never be written into sheet music, yet he is disciplined enough never to interpret it until it loses character and purity. His sense of balance is outstanding. The camera work also deserves credit. The entire performance stays interesting, classy and utterly professional. Sheer pleasure from beginning to end. 彼は音楽と戦っていない。 ここに闘争はありません。 他者との比較もありません。 音楽は彼を支配しておらず、彼は音楽を支配していません。 彼は優雅に舞い上がり、何の苦もないように演奏しています。 彼は楽譜に書かれていないあらゆる感情を捉えていますが、その性格や純粋さ失うような解釈が必要にならないほど熟練の演奏です。 そのバランス感覚は抜群です。 カメラワークも特筆に値する。 パフォーマンス全体が興味深く、上品で、プロフェッショナルなままです。 初めから終わりまで喜びにあふれています。 この若い指揮者は誰だろうと思ったらなんとアンドレ・プレヴィンです。アンドレ・プレヴィンはまだ存命ですが今年87歳。そうするとこの演奏は40年近く前のものかと思います。
パーヴォ・ヤルヴィとヒラリー・ハーンによるブラームス・バイオリン協奏曲。オーケストラはフランクフルトラジオ交響楽団です。パーヴォヤルヴィは将来、大指揮者になるのではないかと勝手に想像していますが、その片鱗が見えるコンサートです。
思わず見入ってしまいました。ラフマニノフの2番はロシアの大地と農奴のような重厚さと、鳥の羽のような軽さが共存している曲なのですが、この難局をこの聴衆の前で堂々と演奏しています。感動です。
グルダがモーツアルトを弾くときはいつもモーツアルトが弾けばどう弾いたのだろうかと想像させるくらい、モーツアルトを体現したピアノだと感じます。現代のモーツアルト弾きの一人と言って過言ありません。
1950年代のアメリカのクラシック番組です。パーソナリティと指揮はバーンスタイン。オケはニューヨークフィルです。 この1時間足らずの番組のすごいのは前半はグレングールドのテレビデビュー。バッハのピアノ協奏曲1番です。 これだけでも十分見ごたえありますが、なんと後半はストラヴィンスキーが自身の火の鳥を指揮しています。 今となってはありえない巨匠が出演する番組です。クラシックファンなら是非必聴。
モーツアルトの歌劇「魔笛」からハイライトの「夜の女王のアリア」。ディアナ・ダムラウはドイツ出身のソプラノ。迫力というか迫り来る怖さがすごいですね。
おそらくホームビデオで撮影されたものだと思います。レオンハルトの映像は少ないのでとても貴重です。
クラシック音楽に関するTEDの講演です。難解だと思われるクラシック音楽をわかりやすく、面白く解説しています。大変素晴らしい講演です。
バッハの6つの小さなプレリュード。ハープシコードによる演奏です。聴き込んで来たのはグールドのものですが、ハープシコードの音色もシンプルで心地よいです。
このピアニストについては知りませんでした。Wikipediaで調べても日本語のウィキは存在しておらず英語のwikiが存在するのみです。ラトヴィア出身でロンドンを拠点に活動しているらしいです。時間があれば少し調べてみようと思いますが、軽妙でシルクのような演奏が好きです。 [fve]https://www.youtube.com/watch?v=vp_h649sZ9A[/fve]
バッハ・カンタータ「楽しき狩こそ我が悦び」から羊は憩いて草を食み。シンプルなメロディーです。NHK「朝のバロック」のテーマ曲で有名です。 [fve]https://www.youtube.com/watch?v=LKa5s-1kD8Q[/fve] Schafe können sicher weiden
超有名曲です。小学校の音楽の時間に聴かされたことを思い出しましたが、改めて聴き直すと良いですね。 [fve]https://www.youtube.com/watch?v=WuqyfEyNXQo[/fve]
ハイフェッツのバッハ・シャコンヌ。スタジオ録音の模様のようです。クラシック音楽も少しずつ進化していますが、時間を超えてもなかなか超えられないものもあるのも事実です。ハイフェッツ以降のバイオリニストでバッハをこのように弾ける人はいたでしょうか。
ユジャ・ワンを好きか嫌いかと尋ねられれば好きではないと答えますが超絶技巧の素晴らしさは認めます。クラシック音楽界を変える演奏者の一人であることは間違いありません。 [fve]https://www.youtube.com/watch?v=_HM19vEelDw[/fve]