ベトナムも未だコロナウィルスの収束しない状況であり、8月末時点で海外からベトナムに入国するには、ベトナム人、外国人を問わず2週間の強制隔離生活を強いられています。
本書は2020年3月、留学中のロンドンからベトナムに帰国した、一人の青年の隔離生活の日記です。ホーチミン市12区の隔離施設(Trường Quân Sự Quân Khu 7)での約2週間の生活を、イラストと文章を交えて描いたものです。
タイトルにもある通り、コロナウィルス蔓延で世界中が大騒ぎの中、故国のベトナムに帰国できたことへの喜びと、検疫に従事する人々が奮闘する日々、母国のベトナムへの愛情と人々に対する感謝にあふれていて、コロナ下で鬱々としがちな気分をやわらげてくれました。
本書は数十点のイラストとベトナム語と英語の対訳で書かれており、ベトナム語の勉強にもなります。価格も86,000VNDと手に入れやすい価格でした。結構話題になっているようで、いくつかの書店では平積みになっているようです。