禁煙体験記その2-タバコと喫煙が精神に与える「微妙な不安」感がタバコが吸いたくなる原因だった

10日ほど前に禁煙を始めたことをカミングアウトし、反響もいただきました。禁煙開始から1ヶ月経ち、引き続き禁煙は継続していますが、やはり今でも時々たまらなく1本吸いたくなることがあります。
その頻度と強さは徐々に弱まってきていますが、禁煙1ヶ月以上経っても、いまだにタバコが吸いたくなるのは事実でし、それだけ禁煙を続けることは大変だということかもしれません。

マインドフル瞑想でタバコが吸いたいという事実を客観的に捉える

食後やちょっとしたストレスを感じた後など、タバコが吸いたくなると、15分のマインドフル瞑想を行うようにしています。
私が普段使っているのはこちらのアプリです:

マインドフルネス・アプリ

マインドフルネス・アプリで様々な瞑想セッションを利用するにはサブスクリプション契約が必要ですが、基本的な瞑想セッションは無料で利用可能です。

マインドフルネス・アプリでは3分から30分まで、自分が設定した時間、瞑想を行うことができます。瞑想している間は、現在の自分自身に内面・外面に起きていることを観察しながら、自分の呼吸に意識を集中させていきます。
現在の自分に起こっていることと呼吸に意識を合わせることで、将来への不安や過去への悔悟の念といった想念を手放し、今に集中することが鍛えられます。

タバコが吸いたいという状況でマインドフル瞑想を行うと、自分が現在どのような状態でどれだけタバコが吸いたいのかといったことを、ある程度客観的に見つめることができます。

15分間、自分の呼吸や意識に集中し続けるというのは大変な努力が必要ですが、「いま自分はタバコが吸いたいと感じている」ということに意識を合わせると、しばらくするとその感覚が薄れていきます。タバコが吸いたくなったら「自分はタバコを吸いたいと感じている」ということを自覚することで、パニックに陥らずに対処をすることができるようになります。

タバコが吸いたくなる原因は「微妙な不安感」

実はタバコが吸いたいという欲求は、喫煙者に繰り返し起こる「微妙な不安感」が原因です。
長年、喫煙を続けていると「微妙な不安感」を常に感じながら生活をしているのですが、喫煙者は不安感があることが日常になりすぎて、普段はあまり「微妙な不安感」を意識していません。
この不安感は生活の中で時々、心の奥底から湧き上がってきて、時々、いてもたってもいられない感覚に襲われるのですが、タバコを吸うと一時的に不安感を解消させることができます。

タバコに含まれるニコチンは脳内のドーパミンと結びついて、一時的に安心感や快楽を与えますが、30分もすると元に戻るので、しばらくするとまたタバコが吸いたくなってきます。タバコが健康に悪いという情報は巷に溢れていますが、精神面での悪影響を説いた情報はほとんどありません。

タバコをやめてからほぼ1ヶ月経ちましたが、これまでの人生で常に存在していて、薄々感じていた「微妙な不安感」をあまり感じなくなっていることを、先日この本で気づかされました。

ドーパミン復活禁煙法: 150回以上の禁煙失敗を経て導き出された完全無欠の禁煙法 Kindle版

ほぼ禁煙1ヶ月が経ってから、何冊か禁煙に関する本を読んでみたのですが、一番、腑に落ちたのがこちらの本です。

ドーパミン復活禁煙法: 150回以上の禁煙失敗を経て導き出された完全無欠の禁煙法 Kindle版

「微妙な不安感」というフレーズもこちらの本で書かれているキーワードなのですが、まさにその通りだと納得させられました。
本書では

「微妙な不安感」「イライラした感覚」「タバコが吸いたい」これらはタバコが引き起こした感覚であり3日で消える

と説いています。またこれらの感覚を解消させるために深呼吸が有効であると説いています。

人間は様々な苦労や困難に立ち向かっていくことができますが、最も厄介なのは、自分の内面から意味もなく湧き上がってくる不安への対処です。
外形的な問題は、それを直視し、客観的な分析を行うことで、自然と解決策が見えてきますが、内面から湧き上がる不安は、どのように対処をして良いかなかなか解決が見つかりません。
私が毎朝行っているマインドフル瞑想も、この内面の不安にうまく対処できる力をつけたいということが動機でした。

しかし禁煙を初めて数日たってみると、以前のように「微妙な不安感」を感じなくなってきてることに気づかされました。不安を感じている時に口癖になっていた「どうしようか・・・」という独り言も出なくなっています。
何十年も悩まされてきた「不安感」に解放されたことは、悟りを開いたほどの驚きであり、感動でした。自分の内面の不安は、なんのことはないタバコが引き起こしている現象に過ぎないということが分かったのです。

喫煙の精神的な影響について書かれたものが少ないが・・・

覚醒剤やコカインなど麻薬が精神面に与える影響の大きさはいうまでもなく、そのことが歯止めにもなっていますが、それらに比較して、タバコの精神面に対する影響についてはあまり大きく取り上げられていないように思います。

しかし、今になって理解できるのは、タバコと喫煙が「微妙な不安感」のスパイラルを生み出していることです。非喫煙者なら絶対に感じることのない不安感を、喫煙者は常にどこかで感じていて、この不安感やイライラがタバコが吸いたくなることの根本原因です。

タバコが精神に与える影響について書かれた本やメディア情報はさほど多くはなく、主に健康面や受動喫煙など社会に与える悪影響について語られたものが主ですが、精神に対する影響も非常に大きく、このことが禁煙を困難にしている原因であろうと思います。

Share on facebook
Facebook
Share on google
Google+
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn
Share on pocket
Pocket

Leave a Reply